Tonelab STと戯れる

昨日は愛用のエフェクター「VOX Tonelab ST」のバンクに音色のセッティングを作っていく作業をしました。

tonelabst

普通ならこのエフェクターに最初から入っているプログラムを参考にして、好みの音色に変えていくところですが、かえって混乱しそうなのでイチから作ることにしてます。

・クリーントーン
・クランチ
・ディストーション

と、この3つが今の私には必要な音色ですので、それぞれアンプシミュレーターの種類を聞きながら選んで、トーンや追加エフェクターなどを詰めていきます。

しかし、このTonelab STには33種類のアンプモデルが入っています。ですから、どれにしたら良いか迷ってしまいますというか、もうどれでも良いです(笑)
結局はなんか定番の「ジャズコーラス」とか「マーシャルJCM800」とか「フェンダーなんとか」とかそんな無難ややつを基本にして作ってしまいます。

購入するときからわかってはいたのですが、このエフェクターは廉価版なのでバンクの切り替えスイッチ2つのみになっています。ライブの実践で使うときには自分の作った音色は順番に記憶させて、1曲目はクリーンだからNo.1に、次の曲はディストーションだからNo.2に・・・というように並べておかないとライブ中に大変なことになる可能性があります。

そして、バンク切り替えのスイッチしかないので、ライブ中に気分で「ソロにディレイを入れよう!」などという気まぐれな発想には全然付き合ってくれません・・・(笑)
もうプログラミングしたその音色しか出してくれません。
ま、ライブ中にエフェクターのボタンを指で押せば良い話かもしれませんけど・・・

もう1つ、こいつの欠点はバンク切り替えをするときに「音切れ」があることです。過去を思い起こせば、オジーオズボーンのライブでジェイク・E・リーの使っていたBOSSのプログラミングシステムが音切れがするやつで、「Killer of Giants」のアルペジオからディストーションに移るときに音切れがしてすごくカッコ悪いな~と思いましたが、そんな気分です・・・
初めはこんなことって今時あるのかと驚いたんですけど、あるものは仕方ないですね、ごまかしながらライブしています(笑)

そんなやつでも今のところは音色は満足してます。
ちなみにアンプにはエフェクターからSEND/RETURNのRETURNに入れて使ってます。このエフェクターもある意味プリアンプですから、普通のインプットに入れちゃうとプリアンプ2つ通していることになりますので、そこを省く意味でそうしてます。

音作りでよくあることですが、1人部屋で音作りしていても、大音量で鳴らすと変わりますし、バンドで合わせると全然抜けない音だったりとガッカリすることばかりですので、1人で作るときにはある程度適当なところで終わらせておいて、最終はバンドで合わせたときに調整してます。

ということで、長文になりましたが徒然に書いちゃいました。