それぞれの3.11

朝起きるとかなりの積雪。これは無理かも…と思い仲間に連絡をとってみたら「いいの、今日は特別の日だからやるだけやろうぜ」と話しがまとまり10時30分から仕込み。機材を積んで岩見神経内科駐車場へ。小雪の中簡単なリハをしてなんとなくスタート。1発目は、盛岡のタカハシ君による本家旧館レゲエをセッション。盛岡から駆けつけたブルース男・yさんのブルースハープを入れて「hey river blues」をセッションしました。様々な人が入れ替わり立ち替わりしながら地震のあった2時46分には黙祷。4時には全員参加で最後の曲「フォーエバーみやこまち」を演奏して撤収。その後4人で飲んで4軒をはしご。朝は二日酔いでしたが、充実感はありました。

久々に改造FG-130

あとはハンダで繋ぐだけ

当初、鍋やステンレスの錆取りに使うボンスターみたいなモジャモジャをエンドピンを挿す穴の所(ギター内部)にガムテープで貼り付けただけのアースはギターを持ち運んでいる際に剥がれるということで、数ヶ月で却下でした。その後、サドルに煙突補修用のスコッチ社のアルミテープを貼ってそこに弦を触れさせてアースする方法に変更しました。この方法は確実に弦とアースが接触するのでいいのですが、今度はサドルに貼ったアルミが柔らかいため弦のサスティーンが激減、アンプ無しでたまにつま弾くときモコモコして音に切れがない。そこで、第三弾はシールドのゴム部分を削り高さを調節し、そこに弦が入る切れ込みを入れエンドピンとサドルで押さえつけるという「マクラ」方式。加工時間20分程度、なんなくアースとして使えて硬質プラのサドルの味も活かされました。なんで最初にこの手を考えなかったのか、ほんと自分の発想を疑います。このアースでいけそうなら後日もう少し素材が良い細めのシールドを加工して正式に取り付けようと思います。とりあえず、3.11の街角ライブに持参して鳴らしてみる予定です。

平谷美樹の焚き火の時間に出演しました

友人で作家の平谷美樹氏がパーソナリティーをつとめるエフエム岩手のラジオ番組焚き火の時間にゲスト出演しました。相変わらずのマニアック妖怪雑談と3.11が近いというので東日本大震災と実際に一年前のあの日のことや、被災地の現状などを話して、ちょっと暗くなったりしました。出演後はとんぼ返りで宮古までノンストップ、夕方からはいつもの夜の仕事でした。

エフエム岩手焚き火の時間・スタジオでの平谷美樹氏

街角ライブのお知らせ回しました

3.11ストリートライブのお知らせを作って、会場となる岩見神経内科医院の周りの家や商店にお知らせを回しました。私らも一応はいいお年で、それなりの常識もある世代ですから、ストリートライブをやるっていっても、昔のようにやっつけのゲリラライブではなく、段取りを考えて正統なイベントとしてやるわけです。そのためには、ご近所さんの了解と広い理解が必要なわけで、初対面でしたが周辺の民家にお伺いをしてイベントで音を出す了解を得ました。昨年の3.11は宮古市で512人が死亡し未だに111人が行方不明なままです。そんな中で喪に伏し弔いをするのも道理なのですが、ここは前向きになってこの日を記念日にしたいと私たちは考えております。幸いにも周辺の民家やお店の反応もよく「がんばれ」と声援をくれる人も大勢おりました。また、当日は知り合いの中古品屋さんの協力で某所で使用した社員食堂の椅子20客も借りました。あとは、当日の天気だけです。頼むから晴れてくれ、そして、小春日和になってくれ、と願うばかりです。