willのブレーキ点検でチャリ出勤

震災をきっかけに購入した自転車

最近willは低速でブレーキ踏むとギーッと音がして、ブレーキの踏みしろが深くなる。ABSがおかしいのでは?と思い近くの車屋さんに修理に出した。車を置いてきたので脚がないから翌日から自転車通勤となった。自転車はキャノンディール。防犯登録は渋谷区と宮古市だ。前の持ち主が渋谷区で登録しそれを売却しそれを買って宮古市で登録した。震災時自転車がなく困った。隣の家のビーチクルーザーを借りて被災地の写真を撮った。その後近所の知り合いからマウンテンバイクを借りてしばらくそれで取材と買い物をした。自宅から会社まで約6キロ。しかも帰りほぼ登り。変速機がなければ到底往復できない。なぜ、自転車だったかというと、被災地にはガソリンがなかったからだ。沿岸部の道路が寸断されタンクローリーが走れなくガソリンスタンドのタンクがカラになっても補給できない状態だったのだ。そんなこともあって今後もこんなことが起きるかもと思い、半年ほどしてヤフオクで自転車を買ったのだった。確か2万円ほどだったと思う。そんな自転車が今回も役に立った。現在は震災当時の家を離れ実家の昭和屋敷住まいなので、会社までは1キロほどだ。自転車も気持ちいい。約20分ほどでつくから今後は自転車通勤もいいかも。ちなみにwillのブレーキ異音は、なんとタイヤが減ってスリップしていたためだった。履きつぶす予定のスタットレスなんでなんとかあと2か月はもたせて、それから新しいタイヤを買おうと思う。雨の日は気をつけないと…といってもwill、スピードでませんけど。

暑さ寒さも彼岸まで

親父はゴマ餅が好きだった

お盆が終わって一か月でこんどはお彼岸だ。なんだかんだ言って、寺というのは春彼岸、命日、お盆、秋彼岸と最低4回は行かねばならない仕組みになっている。どんな宗派に限らず死者を結びつけることで何かと金銭がかかる仕掛けになっている。墓がない場合は寺に遺骨を安置してしまうことが多いから、もう、寺の言いなりだ。寺の方針には逆らえないわけで、管理費や維持費、年供養費とか未来永劫、その家が没落するか宗派が変わるまで搾取が続く。非合理的だがかと言って家に遺骨を置いたままにもできない。各家が墓地を持つ時代も今となっては管理が大変だ。墓地は車いすで行けるような場所ではないし、墓地を建てた時は足腰も丈夫だが歳をとればとても歩いて行けるわけなどなく、まして供え物や水、お茶、花など持ってはまず無理だ。子や孫がいれば何とかなるが、老人だけが残されれば墓地も寂れてしまう。そろそろ共同墓地とか、散骨の許可を考えてもいい時代だ。墓が要らない人はそれでいいのだ。葬式だって無理にする必要もないしね。本当はお別れ会程度でいいのかもしれない。これからは伝統も重んじながら儀礼の部分も大きく変わってゆかなくちゃね。

猫の寝床に屋根をつけた

歪なようで、現代建築を彷彿するデザインかも(笑)

自宅二階で飼っている半ノラの「サクラ」の段ボールの寝床が夏場の露天仕様では寒かろうと思い、お盆の供え物のピーナッツ最中をネットで買った際に入れ物として送られてきた段ボールで屋根を製作してガムテなどで固定した。下と屋根の箱のサイズが違うのでなんとなくいい感じのデザインとなった。ちょと仰々しくて入らないかなと思ったら、作った翌日には入っていた。これで、少しは寒さもしのげることでしょう。

友人の十三回忌だった

赤ワインとビールとチーたらを供えた

高校の同級生であり三年間にわたり、僕の前の席だった友人であり、骨董蒐集の同志でありちょっとしたライバルだった彼が亡くなって、今年で13年目だ。震災の二年前、9月のイベントでライブPAの仕込みをやっているときに、彼の妻から電話があった「東名のSAで倒れて意識がない…救急車で名古屋の病院に運んだ、どうしよう」そんな内容だった。その時は疲労とか熱中症で意識を失ったと思った。しかし、病名はくも膜下出血でしかも脳の奥で手術ができない状態だった。翌日「おしっこ、でなくなっちゃた」と泣きながら電話があり、イベントが終わった翌日に亡くなったという知らせをもらった。
イベントなどほったらかして飛行機で名古屋へ飛べば最後に会えたかも知れなかった。悔やまれてならない。その頃は毎月東京へ通い彼と二人で骨董市や美術館を回っていた。そんな相棒を失った。それから彼のコレクションヤフオクで売却し売上金を奥さんに渡した。売り上げは300万近い金額だったと思う。
そんな彼の墓は蛸の浜の海が見える高台にある。何度か墓参りしたり、仕事で周辺の墓地や石碑を調べにきた時に手を合わせていたが、今回はコンビニでビールとワインとチーたらを買って墓参りした。線香を供え、燃え尽きるまでたたずみブルースとNSPを弾いた。高校時代彼もNSPをよく弾いていたものだ。たしか「お昼寝の季節」と「ちょうちょ」が好きだったな。この墓は線香を供える台が骨堂になっていて、葬式の後ここから彼の骨が投入されるのを見たのを思い出し。ビールとワインをたっぷりかけて墓地を後にした。

完全ワイヤレスイアフォン

オーディオテクニカの完全ワイヤレス。なぜかパソコンだと自動認識しにくい

会社で昼飯を食ってからYouTubeを見たりするのに、新しいノートPCを使うのだけれど、Panasonicのレッツノートは内臓スピーカーが小さくしょぼいから、いくら音量をあげても聴いた気がしない。仕方ないからスマホ用のイアフォンを使っているのだが、これがもう線が短くてイライラ。しゃーないワイアレスのイアフォンを買うかと、量販店に行ってはみたが結構高い。どうしようかと迷っていたら中古ショップでオーディオテクニカの完全ワイアレスイアフォンを見つけて即購入。2020年モデルで4000円ほどだった。
ところがパソコンでのペアリング設定はできたものの、認識したりしなかったり。きっとPC側の設定がしっかりしてないからだと思う。仕方ないからスマホ用に。夕方のご飯の用意をするときとかにスマホでYouTube見ながらイアフォンで音を聴く。コードレスだから楽ちん。コントや漫才、音楽やアニメを見ながら台所仕事がはかどること。問題なのは、中古だからイアーパッドが一種類しかないこと。耳の中のひっかりって個人差あるから、いつかは落とすと思う。落ちないように差し込むと痛いし、完全コードレスイアフォンもまだ改良の余地があるようですな。

ヤマハFG380TA購入

トランスアコースティックを搭載したFG380。ピックガードは透明

半年ほど前、ひょんなことからネットでヤマハのアコギに搭載されたトランスシステムについて記事を読んだ。それによるとアコギの胴にエフェクトをかました振動を直接伝えて、ギター本体そのものを鳴らすというものだった。この従来までのスピーカーのコーン紙を使わないでマグネット本体からの振動で鳴らすという考え方は興味がわいた。その昔、今から30年ほど前、テレビがまだブラウン管で30インチ以上のテレビの重量が50キロを超えていた時代、テレビの画面に相当する迫力ある音が欲しくて色々考えたのだが、予算の都合上サラウンドシステムとかスーパーウーハーなど買えるわけもなく、ダイヤトーンの振動型スピーカーを購入した。これをテレビからの音声信号をアンプにつなぎ鳴らしたのだが、その設置が変わっていた。なんとツーバイフォーのリビングルームの天井にボルト止めしたのだ。これにより天井がスピーカーとなって振動するという、ヤマハのトランスアコースティックと同様の効果で楽しめたという経験がある。いかんせん当時は使用したアンプのパワーが弱くて箱鳴りまでは到達しなかった。
そんな過去の経験もあって、ヤマハの新規格に興味がわいた。ヤマハは過去に幾多の因縁があり好きなメーカーではないのだが、パワードスピーカー、パワーアンプ、FG130などなんだかんだ所有しているわけで、今回はトランスアコースティックギターFG380TAをヤフオクで入手した。価格は65000円。ちょっと高いが地方都市において震災後すでに楽器屋はなく、試し弾きをするためお茶の水に出れば新幹線代だけで往復30000円がかかるわけで、不本意ではあるが試し弾きもしないで購入してしまった。
で、その感想は、まずまず。通常、家でアコギを弾くとギター本来の生音しか出ないし、何らかのエフェクトをかまして気分を上げるには、アンプやらシールドやら用意が必要だし、終われば片付けもしなくちゃならない。しかし、TAならボタン長押しで即、リバーブがかかり、コーラスできらびやかな音になる。まことに簡単で即、気持ちいい音が得られる。いつもの部屋での演奏がホールや風呂場での演奏に早変わりだ。
ただ、問題もある。この便利なシステムが壊れた場合、FG380TAはただの三万クラスのアコギになる。生音だけじゃたいしたことない、その辺のアコギと同じだ。機械だからいつかは故障する。20年、30年と抱き続けるギターではない。たとえるなら常連の風俗嬢のようなものだ。お付き合いはお金を通して、情は二の次、そんなギターであった。