FTRライト球切れ

トンネルを走っていて前方の車のテールにバイクのライトが反射するのが当たり前でしたが、最近、なんか変?っと思ってライトを見たら点いていない。整備不良じゃん。しかもホーンもない。自賠責更新ハガキもきたし、これはいつもの自転車屋さんが呼んでいるんじゃないかなと思い、持ち込みました。球は案の定切れていました。ホーンはかなり前にオークションで純正を落札していたのでこれを取り付けしてもらった。ホーンは先日、洞窟探検で山奥に行ったとき、やっぱクマ除けを兼ねて必要だと実感して、格好より実用のため取り付けました。FTRのホーンの配線をしていると、薬品会社のバンが入ってきて車いすを下ろしました。修理なのだそうですが、この車いすが、自走式。ペダルを漕いで右手で後輪を動かし右左折するという優れもの。フレームも赤でかっこいい。車いすも進化してるんだなと感心しました

リハビリ用自走する車いす
リハビリ用自走する車いす
ホーンをつけました
ホーンをつけました
ライト球切れ30/30で代用
ライト球切れ30/30で代用

オソノエラ鍾乳洞へ・その02

豊間根林道最深部のオソノエラ沢にあるという洞窟を探しにFTRで出掛けたのが3月末。今回、仕事も一段落し天気にも恵まれたので、1ヵ月後の再挑戦をした。今回は倒木を切断してルートを切りひらくために、鋸と鉈を装備。土砂崩れ地帯はぬかるんでいることから足元も革のブーツではなくスパイク付きの長靴とした。日当地区に曲がる橋から砂利道の林道に入り、前回より速いペースでオソノエラ沢、子エコ沢分岐に到着。そこからオソノエラ沢土砂崩れ部分まで走り、早速、鋸で直径25㎝ほどの倒木2本を切断、その他の細い倒木も切ったり折ったりした。倒木を除けて次に自力で動かせる岩を除けルートとなる道を確保。トライアル競技のように何度も反芻しアタック。若い頃TL125でトライアルの真似事をしていた頃はフロントギアを2丁ほど落としていたけれど、FTRはオンロード設定のままだから、トライアルの様にゆっくり走ると江エンストする。止まるのはいいがケツ上げキットで車高を上げているから不安定な足つきをすると転けるわけで、ルート走破の計画性と思い切りが重要だ。路肩も弱いから落ちたら大変なことになるが、ここはくそ度胸で一気にクリア。崖崩れ現場から約1㎞先の不動明王橋に到達した。鉄砲撃ちの情報によればこの橋の近くに洞窟が存在するはずだ。しかしエンジンを切って周辺を見回すもそれらしい場所はない。まずは分岐になっている北ノ股林道入口周辺を探したがない。そしていきなり現れたカモシカに驚きながら不動明王橋上流へと30分ほど歩いた。一端FTRで林道を登ったが大量の落ち葉の下はゴロタ石が転がるかなりの悪路でバイクより歩きの方が安全だし、崖崩れも何箇所もあり難儀するからだ。しかし、歩けど歩けど、洞窟はおろか沢から離れるので、やはり不動明王橋周辺に洞窟はあるのだろうと判断。発見せぬまま林道を戻った。洞窟が道から見える場所なのか?山の斜面なのか?林道から逸れて山に入った場所なのか?次にアタックする時はその情報が必要だ。「橋まで行けばすぐだ」という猟師の説明だけでは洞窟は見つからない。甘く見ていたようだ。

今回は革のブーツではなくスパイク付きの長靴。そして鉈と鋸
今回は革のブーツではなくスパイク付きの長靴。そして鉈と鋸
林道入口の表示版
林道入口の表示版
オソノエラの沢土砂崩れ現場再び
オソノエラの沢土砂崩れ現場再び
道を塞ぐ倒木を鋸で切断
道を塞ぐ倒木を鋸で切断
倒木や岩を除けてルートを確認
倒木や岩を除けてルートを確認
やっと到達した不動明王橋
やっと到達した不動明王橋
不動明王橋の分かれは北ノ股林道らしいが、道はすでに消えていた
不動明王橋の分かれは北ノ股林道らしいが、道はすでに消えていた
不動明王橋にFTRを止めて歩くしかない
不動明王橋にFTRを止めて歩くしかない
不動明王橋上流は崖崩れと倒木が行く手を遮る
不動明王橋上流は崖崩れと倒木が行く手を遮る

ひょっこりひょうたん島

日曜日、家の掃除などを早めに終えて久々に遠出をしようとクラブマンを引っ張り出しました。取りあえずガソリンを詰めて45号線を南下。行くあてもなく流しましたが途中でセパハン特有の手首痛があり、無理せず大槌のショッピングセンター・マストで休憩。軽く買い物をしてトイレ、ついでに食事も…と思ったのですがいまいち好みのメニューがないので、マストの近くのローソンでパンとカップラでランチを済ませました。帰りは大槌の魚市場あたりを走り、井上やすし原作のNHK人形劇・ひょっこりひょうたん島のモデルになったとされる、大槌湾に浮かぶ蓬莱島をモチーフにクラブマンを撮影しました。45号線沿いの山田町もそうですが大槌町もほとんど復興は進んでいない状態です。大槌魚市場付近の防潮堤は震災で壊れた状態まま残され、辺りはヘドロが乾いた独特の震災の臭いを未だに放っていました。復興への道程やその速度は行政力の違いが大きく現れるといいますが、この景色を見れば山田線の復旧などありえないと思います。クラブマンのエンジンは快調で、ちょっとした直線ですぐにスピード警告灯が点くようになりました。加速のスムーズさはFTRに負けますが、シングル感というか、レトロ感は最高で、老クラブマンにとってベアリング交換はかなり効果あったようです。

タンクの向こうに蓬莱島
タンクの向こうに蓬莱島
井上やすしのひょっこりひょうたん島のモデルとされる蓬莱島
井上やすしのひょっこりひょうたん島のモデルとされる蓬莱島
大槌マストで買い物
大槌マストで買い物

オソノエラ鍾乳洞へ・その01

豊間根の奥深く、ショッピョウシ沢、子種地沢、大種地沢のまたさらに奥の深山に、オソノエラノ沢がある。表記はオソノエラノだがおそらくオソノエラであり「~ノ」は接続した言葉だ。その沢の奥に結構な規模の鍾乳洞があるという報告はかなり前から聞いていたが、豪雨などにより林道の橋が決壊したり土砂崩れがあったりで車での到達は不可能とされ、長年諦めていたのだが、バイクでなら到達も可能であろうと密かに計画していた。そこで4月某日、FTR233で豊間根林道に向かった。林道は予想していたほどは荒れてはいなかったが距離はかなりで、深さは思ったよりあり1時間以上かかって大槌町金沢との境界である水呑場山北東、オソノエラノ沢、子エコ沢分岐まで到達。白ペンキの標柱は明らかにクマが囓った跡があり、この地が人里離れた深山であることを知らされた。分岐からオソノエラノ沢林道を登坂したが800m付近で土砂崩れと倒木に阻まれ立ち往生。道は沢水でぬかるんでおり、倒木は太くはないが湿っており折れそうもなかった。唯一倒木をかわせそうな部分は路肩ギリギリで、ここでバイクを落としてしまえば自力では戻せそうもないのでこれ以上の進入を諦めた。この日はロケハンのつもりだったので装備はカメラと間食用のチョコレート、飲料水程度だったこともあり諦めはついた。後日鋸やライト、ロープなどを持参して再挑戦することを誓い、オソノエラノ沢を後にしたのだった。

林道に架かる橋
林道に架かる橋
オソノエラ沢に架かる橋にて
オソノエラ沢に架かる橋にて
クマが囓ったであろう標柱
クマが囓ったであろう標柱
かわせそうですが、濡れたタイヤででは滑落します
かわせそうですが、濡れたタイヤででは滑落します
オソノエラ沢と子エコ沢分岐点
オソノエラ沢と子エコ沢分岐点