酒の話

雑煮と浦霞
男山四合瓶
タクシードライバー
信楽狸と国旗
唐辛子の漬け物
金玉

基本的に酒は好きでなんだかんだと飲むのですが、順位的に言うと一位が赤ワイン、二位が日本酒(純米酒)、三位が缶酎ハイ、四位が缶ビールってとこです。ほぼ飲まないのはウイスキー、白ワインです。赤ワインは果実味があるミディアム系が好みで、特に国産ワインが好きです。日本でのワインの歴史は浅いのですが僕の場合、歴史ある本格ワインよりもジューシーで口当たりのいいワインが好みなのでした。んじゃ、ファンタに焼酎入れて飲めって感じですが、ファンタはやはりノンアルのままのんでこそおいしいと思います。次いで、日本酒ですがこれはもう純米酒につきます。おいしいのはやはり北国の山形や秋田の純米酒なのですが、ここにきて最近いい味を出していると思ったのが、北上の喜久盛酒造のタクシードライバー。確か、喜久盛酒造は鬼険舞という醸造酒を造っていたと記憶していますが最近は見かけなくなりました。醸造酒には醸造用アルコールという発酵によるアルコール度数の上昇を防ぐ添加物が入っていて、これが日本酒におけるクセというか旨みなのですが、これを過剰に摂取すると悪酔いしてしまいます。その点、純米酒はその名の如く、米そのものですから多少飲み過ぎても二日酔いは軽くて済みます。酒は好きでも強くはない自分としてはそんな理由で純米酒をえらぶのですが、純米酒にも欠点があります。それは開封後の劣化速度が速いのです。だから開けたらすぐに飲みきれる俗に言う4合瓶を買います。開封後数日置いて劣化した純米酒は不潔な台拭きのようなニオイになってしまい調味料にも使えないのです。純米酒は冷たく冷やして飲むのがおいしいのですが、寒い時期はお燗でもオッケーです。しかし、温度はぬる燗が限界。熱燗にすると純米酒の持ち味は消えてしまいます。だから、寒い時期に湯豆腐やおでんに合わせる燗酒は醸造アルコールが添加された清酒の方がおいしいです。
さて、そんな燗酒には思い出があって。中学・高校時代、近所の悪友であった友人と毎年大晦日に4合瓶で燗酒をのみました。中学時代は徳利やお猪口を使っては親に飲酒がバレるし、酒が親公認だとしても中学生が徳利の首をつまんで熱燗を飲むってのも考え物です。そこで、酒屋で買った4合瓶を瓶のままヤカンに入れて燗を付けて飲んでいました。つまみは乾き物でしたが、紅白歌合戦を見ながら毎年大晦日は酔っていたものです。その時に飲んだのが千両男山の上選の透明な4合瓶。先日スーパーの酒売り場で見つけ、懐かしさのあまり買ってしまいました。燗で飲みましたが味はいまいちでした。