閉伊川老木公園の夕暮れ

この頃暖かいし、陽の暮れまでかなり時間があるので、仕事を5時で切り上げて、近くの閉伊川老木公園でギターを弾きました。この日は鍵盤ハーモニカでセッションしてくれる奇特な方がおりまして、うにまるオリジナルやビートルズ、演歌などでセッション。運動場では親子連れなどがサッカーの練習などしてました。いい感じで夏の夕暮れを満喫しました。こんな感じで楽器弾けるのって最高です。ローランドのアコギアンプは単3電池8本で駆動、初の野外使用となりました。

この時期は夕暮れが長い
この時期は夕暮れが長い
ローランドのA33を電池8本で駆動しました
ローランドのA33を電池8本で駆動しました
階段の下は芝生の運動場
階段の下は芝生の運動場
次第に日の暮れ。でも充分手元は見える
次第に日の暮れ。でも充分手元は見える

押角駅のホームで歌う

たまにはどっか変わった場所でギターを弾こうと思い、現在運休中の岩泉線の押角駅のホームへ行ってみました。駅は押角峠の手前にあって刈屋川源流部なため簡易な橋を渡るのですが、この橋が立入禁止になっていました。列車が通らなくなってもう数年が経ちますから長年点検されていないわけで危険というわけです。しかし、橋は頑丈そうですし、この橋しか川を渡る術がないので、渡らせてもらいました。
ホームには看板や時刻表、落葉時のスリップ対策の焼き砂のドラム缶などがありました。線路は赤錆びて、周辺は雑草に覆われており従来の秘境駅としてマニアたちに名を馳せた押角駅はすでに秘境駅から廃墟駅、交通遺跡になりかけていました。そんなホームに座り込んでモップスの『たどり着いたらいつも雨降り』中島みゆきの『怜子』を歌いました。
岩泉線が運休になったのは2010年7月31日岩手大川駅付近の崖崩れで列車が脱線したからです。事故による怪我人は少なく惨事にはならなかったのですが脱線箇所は重機が入れない斜面で列車を回収するのは難儀だったようです。脱線した崖崩れの原因は冬期間に斜面内部を流れる水が凍って膨張し少しずつコンクリートを浸食し最終的に亀裂を発生させ崩壊したものです。昭和17年に新日鐵釜石へ耐火粘土を運ぶため敷設された岩泉線にはこのような危険箇所が無数にあることから復旧が見送られたわけです。岩泉線の復旧には130億というとてつもないお金がかかり、利用客は減少する一方なわけでJRが躊躇するのも理解できますね。岩泉線は現在山田線と分岐する茂市駅から岩泉駅までバスによる代行輸送が行われています。

押角駅全景
押角駅全景
線路とホーム
線路とホーム
岩泉線押角駅時刻表
岩泉線押角駅時刻表
駅名看板と運賃表
駅名看板と運賃表