黒猫の日本画を買う

伏見の土人形二匹と、黒猫の日本画

なんか最近何も買ってないから、つい反動でヤフオクで衝動的に入札してしまった。終了数分前に現在提示額に10,000円プラスで入札。数分後反応があったが、10,000円の値上げについてこられず表示額に約3000円プラスほどで落札した。絵は日本画でおそらくはもっと大きな絵の残欠であろう。俳句の短冊みたいな細長にカットされた台紙に赤い首輪の黒猫が描かれている。作者は川端玉章に師事した結城素明という画家。後に帝大の美術名誉教授だった方らしいが、それほど著名人というわけではないようだ。ただ、しっかりと落款もあるし、何よりトリミングが絶妙で大きさも手ごろ、黒猫の京都土人形や、黒猫の招き猫も数体あるから黒猫関連としてゲットした。今はヤフオクで買うだけだがかつては「猫猫食堂」の屋号で亡くなった友人のコレクション整理などをやってかなりの点数をオークションで捌き、未亡人となった友人の妻に渡した。生前お互い先に逝ったらそういう風にしてコレクションを捌き残った人に渡そうと決めていたのだ。それからもう13年も経った。自分は相変わらず物欲に惑わされ要らぬ物を買い集めている。猫系は蒐集家の基本であり、後の捌きも楽だ。犬よりずっとお金になりやすい。だからつい買ってしまうのだが…。

ベイスタでデモを録音

元オフコースの大間ジローさんが主宰するYouTube企画に参加することになり、まずは演奏曲を軽く録音してエンジニアに覚えてもらおうということになり、震災後に『約束の日』を録音したイーストベイスタジオで5曲ほどを練習なしの一発録りで録音。なんかさすがプロだけあって録音がすばらしいのもあるけれど、できあがったCDを聴くといきなりで録ったわりにまずまずの声量で歌えていた。いま加齢とともに高音も低音も出なくなってきたけれど、それでもふつうの人よりは地で声が大きいから何とかまともにきこえた。厳密には息継ぎや伸ばしのビブラート、滑舌などの問題もあったけれどデモにしては90点ぐらいはあるクオリティーだった。コロナで歌っていないから声もどんどん廃れるわけで。まったくもって歳はとりたくないもんだ。

洗濯機の水道に亀裂

先っちょが腐食して穴が空いた。さすが昭和屋敷

ばあさんの介護もあってほぼ毎日動かしている洗濯機に接続している水道の先端に亀裂が入って水が噴き出した。これが一通り洗濯をしてからすぐだったからよかったけれど、夜中とか、自分が仕事に行ってる時だったら大変であったろう。家にいるばばあが気づくはずもないから、洗面所が水浸しという事態になったはずだ。洗濯を終え、何か変な音がするな?と思ってその音を探ったら水道だったわけだ。その蛇口は何年も洗濯機専用の蛇口で、おそらく親父が入院中に洗濯機を買い替えたらしいから15年は経過している。そりゃ腐るは。まずは栓をきっちり閉じて分解してモンキースパナでリングを外し問題のさきっちょを外す。ホームセンターで同じ部品を探すためナイロン袋に入れて終了。夕方、買って来た似たような部品をセット。イマイチだが何とかなりそう。水漏れを一昼夜確認して完了とした。昭和屋敷と仲良く付き合うにはこんな苦労もあるわけで、これを楽しみに変えてゆかないとやってられない。出費はなるだけ少なくDIYで対処です。

ネコヒゲみっけ

猫のヒゲは神経のアンテナ。質感は魚の骨に似ている

その昔、出てきてしまった家で二匹のネコを飼っていたときはよくあったが、今回、しばらくぶりにネコヒゲを拾った。落ちていたのはノラが毎日来る物干し場。ひと目見てネコのヒゲとわかった。けっこう長いからメインの生え替わりだろうな。動物のヒゲは感覚器官と直結したアンテナというかセンサーみたになもので、視力の悪いネコ科動物はヒゲで距離感を計っているらしい。犬もヒゲが触覚のように生えそろっているけれど、歯の並びが前側に伸びているため、ヒゲが真横に向かっている。その点ネコのヒゲは顔の前側に向かって押し出すことができるので距離や、幅などを計るアンテナとして使えるようだ。ヒゲは身体に生えている毛とは材質が違っていて先端は細いが根本は太くて軟骨的素材だ。そう言えば人も髪の毛や体毛に対してヒゲって太いような気がする。基本、ヒゲって毛ではないんだね。

変なお盆

酒、赤飯と煮しめ、ゴマ団子、どら焼き、偲ぶ饅頭。墓参りの定番です

コロナで移動制限もあるしと思っていたら「今年は仏様の供物の行ったり来たりはしない」という宣言が本家筋からきた。本家筋といっても親父が亡くなって13年以上も経過してるから代も変わって疎遠だ。しかも地代を毎月払っている大家でもある。もう付き合うことないな。大家さんの家の家族構成も知らないし、俺んちの家族仕舞いの前に親戚仕舞いしとこうと思っている。
さてそんなお盆。秋雨前線が停滞して毎年お墓詣りしている14日は朝から雨。しかも本降り。こんな日に墓参りに行って風邪を引いて熱でも出した日にはコロナに疑われてしまう。仏には申し訳ないが、今年は15日に墓参りとなった。しかし、15日も朝から雨。それでも小雨気味になり午後から墓参りをしてお盆の供物回し7件をこなした。
16日の午前中に施餓鬼棚を崩して今年のお盆も終わった。規定の日にちゃんと松を燃やし、仏のご飯もちゃんと作って供えた。こういう部分はマメな自分が笑える。