シーガルにマイク仕込んで調整しました

何かと物入りだった1月ですが、実はシーガルに仕込むマイクと、硬質プラのサドル、ブリッジピン、ストラップピンなどを購入していて取り付けるタイミングを逸していました。おひねりが飛んだ余興では通常のマイクで拾うことになってましたし、ホテルの宴会用のカラオケ的PAに特殊なマイクを取り付けたギターを持って行くほどではありませんから。というわけで、やっとゆっくりした休日となったとある日曜日、シーガルの改造にとりかかりました。まずはサドル。これは前回削って調整はしましたが、材質がいかにもプラという感じだったのでタスクというメーカーの硬質プラのサドルに交換、ついでにブリッジピンも同じ材質のものに変更。穴が大きくて困っていたので少し太めの5.14mmにしました。サドルは既存のものと比べながら摺り合わせを調節、心持ち若干低めに設定。サンドペーパー#600で大まかに削り#1000と#1200で仕上げました。

マイクはネットで見つけたCOMミュージックのCM-1(9800円)というクリップ式のコンデンサマイク。このマイクはギターの骨組みである力木にバネ式クリップで固定し胴内の空気振動をコンデンサマイクで拾うというもの。このマイクに行き着いた最大の理由はパーラータイプであるシーガルのサウンドホールが小さいこと。最大840mmであり、予定していたフィッシャーマンのコンデンサ+マグネットの2ウェイのピックアップが意外と大きく入らないからです。とは言え改造すればなんとかなると思いますが今回は価格も安いしこっちで様子を見よう…というわけです。このマイクの取り付けは弦が外してあれば即・脱着なので手間いらず。使わない時、線が邪魔ですがそれもまた当分は我慢。ライブではテープで固定します。電池ボックスには単4電池1本。早速、いつも使うヤマハのパワードモニタSM-101につないでみました。第一印象は当然ですがピエゾともハムバッキングとも違う独特な音です。おまけにサドルとブリッジピンを変えましたからすごいサスティーン。音は素直なのですがストロークだと爪と弦がこすれるノイズまで拾うようで、弾き手も慣れが必要だしグライコかました方がいい感じだと思います。今回は取り付けがメインでセッティングの工夫は次ですね。
追伸・立ち弾き用のストラップピンを取り付ける際、フェンダー純正のパーツを使ったのですがねじがトルクに負けて途中で切れちゃいました。タップが長いくせに材質はかなりヤワです。切れたねじはもう抜けないから結局、穴をずらしてzo-3の残欠パーツを使ってストラップピンを付けました。納得いかないな。

1月は意外と唄うイベントが多かった

1月は友人であり、多方面に影響多きドラマーだった寅次郎こと杉下氏の命日の月。そして寅次郎の意志を継いだ音楽仲間が起ち上げたイベントRIAS COAST SOUND OF MUSICが今年も1/16/17の二日間カントリーズカフェで開催されました。RIAS COAST SOUND OF MUSICは今回で4回目、しかも今回は寅次郎が逝って三回忌となった節目のイベント、参加バンドも二日間でなんともはや15組ともの凄い数。我ら「うにまる」は相方のM氏が娘さんの留学先訪問のためアイルランドへ旅行中のため不参加。しかし、今回はアコギをテレキャスに持ち替えて、イベントのホストバンドでもあるDIMPLESにゲスト参加しました。ステージではDIMPLESのアレンジによる「旧館レゲエ」「HEY-RIVER-BLUES」を演奏、久々のエレキギターでリハビリしちゃいました。エレキ持ってステージに立つなんて高校時代の文化祭や予餞会以来で一瞬ですが若返ったような気がしました。

RIAS COAST SOUND OF MUSICを終えてすぐ、今度は1/19に市内ホテルのホールで行われた某商店会の新年会の余興のステージに出演。RIAS COAST SOUND OF MUSICで共演したDIMPLESのリーダーTクンにサポートをお願いして宮古弁フォーク「うにまる」として30分のステージをこなしました。唄う前に「おひねり、投げ銭も受け付けております」などと言ったところ、なんとステージに割り箸袋に入った500円や、割り箸ではさんだ千円札が投げ込まれ思わぬ臨時収入を稼ぎました。こうなるとすでに歌い手と言うよりギター芸人、まっ、むしろ「うにまる」はそっちの方に向かって活動しているんですけどね。歌をお金に変えるってちょっとしたきっかけなんだなぁーとつくづく思いました。演奏後、用意されたお弁当をいただき出演料と飛び交ったおひねりをTクンと山分けして「たまにはこういう事もないと人生面白くないよね」とにんまりしました。音源はRIAS COAST SOUND OF MUSICでのドラベ入りの「旧館レゲエ」「HEY-RIVER-BLUES~替え歌バージョン」、商店会の新年会余興から「愛宕でlet it be」「106あたり」「HEY-RIVER-BLUES~本家バージョン」です。

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▲ディンプルズと旧舘レゲエをセッション(RIAS COAST SOUND OF MUSIC)

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▲ヘイリバーブルース(RIAS COAST SOUND OF MUSIC)

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▲本家・ヘイリバーブルース(パークホテル)

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▲106あたり(パークホテル)

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▲愛宕でlet it be(パークホテル)

はじめまして。僕の新しいギターはシーガルです

前回の宮古での公園デビューで使用したギターは昨年の10月にヤフオクで落札したシーガルというカナダのメーカーのギターです。正式には2006年製SEAGULL COASTLINE GRANDというモデルで新品市場売価は6万ぐらいだったでしょうか。ヤフオクでは2万ちょいで落札しました。シーガルのギターはかなり昔に今は無き市内の某楽器店でショーウィンドウ内に飾ってあった8万ぐらいのやつを試し弾きしたことがあって素直な音に「これいいかも」と思った経緯があります。その時は先立つモノがなく購入しませんでした。というよりその時代、シーガルというメーカーはまったく知られていないマイナーメーカーで僕もその名を知らなかったし、カモメだかウミネコだか名前からしてちょっと怪しかったため音はまずまずでもとても買う気にはなれませんでした。あれから数年が過ぎ、ドレッドノートではないちぃちゃなギターが欲しくてヤフオクをうろついていてシーガルのギターを見つけて落札価格が折り合うならいいかも…と思い入札、めでたく落札となりました。小振りなギターは胴が小さい分鳴りに迫力はないのですが、それなりの材料と正目を使ったギターなら小さいボディーならではのチープでいい音が出ます。
さて入手したシーガルグランドですが、前オーナー様はオリジナルのまま弾いていたようですが僕の好みからするとハイポジでの弦高が高めでネックも見た目では真っすくですが弾きやすさから言うと順反り気味でした。というわけで軽く調整してみました。調整箇所は3カ所。まずサドルを削りました(作業は写真の通りです)。削った量は0.5~1.0mmぐらいでしょうか、次いでナットをほんの僅かですが削りました。それから一端弦を張って再度調整で削り、トラスロッドを半回り強(約200度強ぐらい)締め付けました。ネックの状態は見た目、真っ直ぐですが微妙にエビ反った状態だと思います。強いストロークだと6弦がフレットに当たるようですがそこは弾き方でカバー。弦高はぐんと下がってかなりいい感じに仕上がりました。楽器はオリジナル維持も大切ですが何より弾きやすいことが優先です。その楽器と長く付き合うならいい感じに調整してストレス無く弾くというのが優先だと僕は思います。