リンゴのヌード

折り目があるから安く購入

麻田奈美が股間を真っ赤なリンゴで隠したポスター、70年代の通信販売ポスターの定番とも言える逸品。このポスターはサイズが数種類あって、もっとも大きいのがB2ほどでひとまわり小さいのがA2だ。大きい方が本家で左下にモデル名のNAMI ASADAとPhotobyYOUICHI AOYAGIの名がクレジットされる。小さい方は左上にモデルの名の麻田奈美、撮影青柳洋一のクレジットがある。なぜサイズが2種類で、クレジットが英語版と漢字版があるのかというと、印刷販売元、流通販売元が違うからだ。このポスターは街のインテリアショップや文房具店で販売されることはなく、ほとんどが雑誌、特にエロ本と呼ばれた週刊誌や成人雑誌の表3などのページに他の商品と合わせて掲示されており通信販売で流通していた。刺激的なヌードポスターなので、部屋に普通に貼っていると来客の際に恥ずかしいので、貼るとしても押入の裏とか洋服ダンスの引き戸の裏などに貼っておくのが普通だった。そうまでして貼っておいて楽しむってのが、あえてスケベを楽しむってことだ。隠すが簡単に見つかり、それもまたよしとする、それが70年代の大らかさだ。ちなみに麻田奈美さん、あの時代、19才ぐらいだろうからもしも存命なら80は越えているでしょう。

究極・変態仮面のコミックス

変態仮面全6巻 初版で購入

30代後半、かなり突っ走って商売をしていた時期がある。まずは任天堂のファミコン、次いでゲームボーイ、スーファミなどのソフトを仕入れる「情報屋」の仕事だ。湯水のように発売されるゲームソフトの中から、売れる作品を事前に見つけて、発売前の掛率が低い段階でいくつもの卸屋に発注して品をかき集める仕事だ。当たれば相当な利益を得られ、宝を掘り当てたような錯覚さえ覚えたものだ。「ぷよぷよ」とか「ストリートファイター2」など大ヒットだった。それに比べ「FF」や「ドラクエ」は売れて当たり前でおいしさはなかった。そんな時代、次なるビジネスに挑んでいた。それは「古本屋」。今は全国展開しているブックオフの一号店が産声をあげたばかりで、その存在はまだローカルでもあまり知られていなかった。まずはその店に行って店舗形態や買い取りシステムを盗もうということになり、新潟のブックオフに向かった。実際にそこで会員になりマンガを売り、マンガを買い、その流れを見切るのが目的だ。その時に持参し新潟のブックオフで手放したのは、当時ジャンプに連載していたあんど慶周の「究極・変態仮面」だ。この時はまた読みたくなったらまた買えばいいさと思っていたが、そのまま再び購入することはなかった。このたび、これもまた当時少年チャンピオンに連載していて全巻揃えていた笠原倫の「女郎」もあわせて、ヤフオクで購入。変態仮面は初版で全巻セットで購入したが、「女郎」はマニアックなあげく少チャンコミックは出回る率が低く揃えるのに時間がかかりそうだ。

GREAT ESCAPE・大脱走

大判のぽすたー迫力あります

昭和38年のアメリカ映画に「大脱走」というのがある。ナチスの捕虜収容所からアメリカ兵250人が脱走するというストーリーで、分類は戦争映画だが銃火器は一切出てこない変わった戦争映画だ。リアルタイムでは当然観てるわけがなく、おそらくは昔はみんなが必ず見ていた荻昌弘の月曜ロードショーや水野晴男の水曜ロードショーなどで観たような気がする。主演はスティーブマックイーン、チャールズブロンソンなどのスターで今で言うスター総出演の「オーシャンズ12」(古い)みたいなものだ。スティーブマックイーンといえば黒沢明監督の「七人の侍」が元ネタになったという「荒野の七人」が有名だが、自分にとってのスティーブマックイーンは「栄光のル・マン」だ。耐久レース、カーレーサーというのを知ったのもこの映画で、この映画のポスターを街で拝借しタンスの裏に貼っていたのを思い出す。このポスターは「GREAT ESCAPE」のアメリカで印刷された特殊サイズのポスターで、しかも印刷して断裁を終えていない白ふちがあるものだ。印刷物の四角に記したトリムマークも残ったままのレア版だ。有刺鉄線のシルエットとタイトルをあしらったデザインがかなりよい。多少のテープ補修はあるが60年前のものとしてはそれなりの風格とコンディションだ。

フレッシュ・ゴードン

なぜか額装。価値がでるのだろうか

昭和49年に「フレッシュゴードン」という変な映画が制作された。この映画は本家の「フラッシュゴードン」というヒーロー活劇をパクリってポルノパロディーにした作品だ。日本で公開されたのは昭和53年でこれを自分は市内の洋画専門上映館で鑑賞した。しかしその時この映画が本家の「フラッシュゴードン」のパロディーであることさえ知らなかったわけで、このパクリのエロ映画を観てから、本家を知るという逆方向からアメコミの凄さを知ったのだった。その頃はまだ今はごく普通のコミケで見るような、通常マンガのエロパロディーなんて日本にはなくて、まして実写ヒーローもののパロディーもオモテ世界にはなかった時代だ。この映画の凄さはまず、その出だしだ。遠い宇宙の果てから地球植民地化を目論んだ支配者が地球に向けてある光線を発射した。その名も「淫乱光線」この光線が偶然飛行中の民間旅客機に当たってしまう。淫乱光線を浴びた乗客と客室乗務員はそこら中で裸になってイタしまくる。機長、客室が大変なことになっています!と駆け込んだクルーを尻目に機長の下半身の操縦桿は美人客室乗務員の手によってしごかれる…。とっまあこんな出だし。淫乱光線の被害を阻止するため、地球から「ゴードン」という勇者がロケットで光線が発射されている彼の地へ向かう。そのロケットがいかにもの男根型でノッキングしながら進むという、そんな話だった。徹底したB級映画の素地にポルノを盛り込んだ娯楽映画といえる。ちなみに成人指定ではなかった。なぜかこの映画のノベルティーだった下敷きをずっと持っていて、ある時、もしかしたら貴重かもと思って額装したのでした。

ふきのとうパスタ

春のパスタ。苦みが最高

鍬ヶ崎でテレビ関係の取材があって、それにちょっと出演した帰りに、道の駅「なあど」の産直に寄ったら「ばっけ(ふきのとう)」が出ていた。繭玉ぐらいの小さいヤツが25個ぐらい入っていて250円。よし、これで今日は天ぷらでも食うかというわけで即購入。その日は半分を天ぷらで食った。んで、翌日。ばっけとくれば、毎年一回は食う春の「ふきのとうペペロンチーノ」ちゃんと本格的にアンチョビも入れて。ほのかな苦みといいコクといいまさに春ならではのパスタ。まさに自画自賛。

車いすの改造

スロープを製作
フレームを3.5センチカットした

ばばあの介護でデイサービスが週4回のお送迎があるのだが、その際に使う車椅子が施設のやつだとたまにサイズが大きくて玄関を通らないこともあった。玄関に網戸の枠を年中付けたままなのがいけないのだが、普通サイズの車椅子なら楽勝なので付けっぱなしなのだ。それはさておき、施設内でもほぼ車椅子を占有しているので、自宅にあるなら自宅の物を使わせて欲しいと施設から要請があった。自宅には知り合いのリサイクルショップで買った中古の車椅子があって、ばばあがまだ元気なときはこれを使ってコロナワクチンの接種とかに行っていた。しかし問題は、この車椅子、以前なら車に積んで外出先で使うような感じだったが、寝込んでしまったばばあを家の中から出す工夫はしていなかった。そもそも築60年近い昭和屋敷は玄関の框(かまち)が高くしかも二段構造なため、車輪の小さな車椅子は出し入れが大変なあげく、車体を斜めに上げたとき、すなわちバイクで言うならウイリー状態にしたときフレームの後部が床に当たるため段差をクリアできない。新しく車椅子をレンタルするか、スロープをレンタルするか迷ったが、結果、自宅の車椅子のフレームを加工することにした。これが自分的には一番早く効率的だ。ついでにスロープも自動車用の段差板を改造してつくった。これで一件落着という感じだがケアマネやデイサービスでは、今回、自作でしのぎ、製品のレンタルを拒んだのがおもしろくなかったみたいだ。福祉業界も売上第一なんだね。

カリフォルニアロール

アボカドは当たりはずれが多いい。今回は当たりだった

カリフォルニアロールというアボカドを太巻きにしてノリを逆転したお寿司があるけれど、あれって、ごはんは要らないと思うがアメリカ人にとってはライスは野菜だし、そもそもアメリカの米処のカリフォルニア米を使ってるから「カリフォルニアロール」なんだろうな、マグロもアボカドも名称に関連してないんだろうな。ってことはこのお寿司はアメリカ人の発想でアメリカ人でないと思いつかない名前だから、きっと発案者はアメリカ人なんだな。だよな、だってそのお寿司の存在は知っててもそれを出してくれる寿司屋って日本にはそうザラにないもんな。けれどマグロとアボカドは相性いいんだよね。特に安い刺身と合わせると刺身がぐんとおいしくなる。しょう油かけてそのままでもいいのだが、せっかくだからドレッシングをつくる。ドレッシングはワサビベースのオリーブオイルとビネガー。ハチミツをちょっと入れるとさらにおいしい。ネギとか大葉とかは最初からかけずに味変を楽しみながら途中追加するとおいしく食べられる。

FTR223 無事に初乗り

モザイク入れたけどあまり意味ない

今年も雪が少なかったので正月早々、セパハンのクラブマンには2度乗ったのだが、いつも隣に止まっているFTRの方は11月下旬に乗ったきりで冬ごもりのままだ。乗れば排気量が若干小さいFTRの方が軽快に吹け上がるし加速も早いのだが、ついつい前傾姿勢のロード系にばかり乗ってしまう。FTRはオフロード系だがスカチューンして街中用にしてるから、基本はグラベルでも本質はターマックに合わせてキャブもセッティングしてある。というかこのキャブでは林道をトコトコ走るなんてできず、とにかく回転を上げてぶっ飛ばすしかできないから、はっきり言って怖い。実際に数年前に転けているからそのトラウマもあるし、フロントフォークも3㎝アップ、リアサスも3㎝アップでバイク本体の佇まいはいい感じだが脚の短いオヤジとしてはかなり乗りにくい。それでも自分にとってはFTRの方が先妻だからたまには乗ってあげないと不調をきたす。そんなわけで陽射しも暖かくなったので久々に引っぱりだした。そしたらセルモーターが固着しかかっていてイマイチ調子が悪い。何度かもたつくセルを騙しながら始動させて、いつものコースの下道のみをひとまわりした。初乗りはトラブルがつきもので、今回は左ハンドル集中スイッチのウインカーの戻りボタンがキツイ。真鍮のスライド端子のとこだな…バラして掃除しないと。などと思いながら無事に帰宅。お疲れ様でした。