猫が泊まるようになった

年末年始は相当な寒波が襲来して、さすがに野良猫たちは辛かったようだ。とは言え、会社でエサをあげててる、サナ子とニケはそれなりの逆境を経験しているから正月明けに会社に行ったときに普通にエサをもらいにきた。この二匹の親は二年前に産んだ二代目ノラ子で、兄弟のクロが淘汰脱落したが、残りの二匹は生き延びてきた。その間、サナコは数回の出産をしたが子猫は育たなかった。ちなみに最初に産んだ子猫の父親は、サナコの母親の二代目ノラ子の彼氏だった傷だらけで凶暴な本職風のオス猫で、そいつの血統でグレーのサバトラが三匹生まれた。その後、そのオス猫は淘汰され、現在は別の世代に交代したようだ。おそらくは将来は現在ナンバー2のニケがその座につき会社周辺の野良猫界を締めると思われる。
さて、自宅の二階に寄り付いているのは、ボランティアによって避妊されたサクラ猫の「サクラ」だ。こいつは、正月明けの凄い寒い日に、たまらず部屋の中に入り込みそのまま朝まで部屋で寝てしまった。朝には追い出すのだが、最近は8時ごろに物干し場の窓を開けると、待ってましたとばかりに入ってきて朝までかごに入って寝ている。仕方ないから猫トイレも用意しているが、オシッコはやはり外らしい。いつまで部屋に泊まるのかわからないが、前の家ではずーっと猫を飼っていたから部屋に猫がいるのは悪い気がしない。
ただ、自由に出入りできるようにすると、必ず部屋の中にネズミやらモグラやらの狩りの獲物を持ち込んで、結局は逃がしてしまうという猫のあるあるをやるから自由出入口はつけない。あくまでも鳴き声の意思疎通で出入りしてもらうつもりだ。

屋外灯油タンクに穴、約60リットルが土中に

今年の寒さは尋常ではなかったのだが、台所で毎日稼働している、昭和屋敷暖房の生命線であるFFファンヒータの野外タンクに穴が開いたらしく、満タンにした二日後に空になった。最初は灯油配達の人が忘れたのかもと思い、配達伝票を確認したら97リッターの納品書。しかし、見た感じタンクの漏れは見当たらない。だがタンクの下のブロックはなにやら油っぽい。早朝のガス欠でストーブが消えたのでエアコンにチェンジして業者に連絡し確認にきてもらった。運よくその日、ばばあはデイケアだったのでばばあを送り出してタンクの交換をしてもらった。トラブルのおおよその顛末はタンクの底部に水がたまっていて錆て穴が開いたのだが、このところの寒さでタンク内の水が氷結し穴を塞いでいたが、ここ数日の気温上昇で氷が溶けて穴が露呈、そこからしたたかに60リッターの灯油が漏れ、しかも、早朝、焦ってガス欠と勘違いして、ポリ缶から18リッター給油してしまうという失態。相変わらず毎年1月は鬼門だ。必ずトラブルに巻き込まれる。コンセントトラブルでオイルヒーターを余計に買い、ばばあが電気こたつを壊したので新品を買って、今回は野外タンクの出費、合計で5万強の出費となった。まっ、年寄りに風邪ひかれるよりはいいけど

カッツさんからの贈り物

30代後半に『鮭だ!ハナマガリ』という宮古の鮭ソングの作詞をした。これは宮古商工会議所企画で動いたご当地ソング制作のプロジェクトだった。当時、宮古のバンドで「東音活動」というライブイベントを毎年やっていたこともあって、当時の大先輩であり、現在のうにまるの相方の三上さんから声がかかって、作詞をしてくれと頼まれた。何とか閃いて歌詞が出来、二上さんが屋台骨を作曲して当時、宮古に帰ってきたばかりだったイーストベイスタジオの吉田氏が編曲と録音をした。演奏は三上さん率いる「宮古ちんどんtai」というキーボードが三台も入ったの大所帯のバンドで、そのボーカルがカッツさんこと木村かつゆきさんだった。その声は見た目や体型からは想像できないほどに野太い声ですさまじいパワー型のボーカリストだ。自分の声は変則的なテノール系のダミ声でロック的楽曲には向かず、彼のようなロックからブルース向きの声にはあこがれる。先日そんな彼と、大間ジローさんのweb配信企画「宮古フェス」のフィナーレで共演した。曲はもちろん「鮭だ!ハナマガリ」とビートルズの「デイドリームビリーバー」の二曲。対照的な声の取り合わせでなんとかワンテイクでオッケーだった。その時の合間にカッツさんにブルースハープのセカンドの吹き方を教えてくれと頼んだら「いつでも来い」と言われ、後日、カッツさんからベイスタに自分宛でハープの教本とハープのフォルダーが届いた。本はかなり昔のやつだから返さなくともよいとのことだ。まずは読んだが、いまいちわからない。これでもピアノ調律で食った時代もあったのに、音楽的耳感覚がどうもセブンス系に不慣れらしい。勉強はこれからなのだが、教本で言うところの肝心の「C」のハープをもっていない。手持ちにあるのは「A」「G」「Bb」だから教本の楽譜を移調して置き換えないといけない。こりゃ面倒だ。しゃーない教本に合わせて「C」のハープを買おう、勉強はそれからだ。と思いつつ、買っていないのでした。ついでに「F」も欲しいな、そうそうマーチンの弦も買わにゃ。

冬はお湯が沸く反射ストーブで

軽く晩酌してから風呂に入る。本当は酒を飲んでからの風呂は危ないのだが、昔からのパターンは変えられない。仕事を終えて帰り家でやることは山積みだ。風呂に入ってから揚げ物なんてできないわけで、結局、飲んですべての洗い物を済ませてから風呂だ。風呂に入る前に自室のT字部屋にストーブを点ける。温風ヒーターと反射ストーブだ。それから入浴し髪とか洗って部屋で紅茶を飲む。以前はハーブティーだったが味に飽きて結局は紅茶にした。この一杯が酔い覚ましになると同時に夜間頻尿の引き金になる。深夜二回起きてしまうが、これは昭和屋敷が寒いからであって加齢ではないと思うことにしている。たまに、フェスになって一晩に四回とか便所通いするとさすがに、サプリメント飲んでみっかなと思ったりする。

ガーナのいちご

ロッテっていろいろ工夫するけれど、チョコの箱の大きさを微妙にサイズダウンしているなと思っていたけれど、近年はチョコのブロックの一山の中心をかなり凹まして全体の大きさを維持している。ロッテだけでなくチョコメーカーの企業努力は認めるけれど、板チョコって最低限の食べ応えの厚さがあるわけで、他社の製品に対して面の大きさを維持したいのはわかるけれど、薄いへなへなの板チョコより歯で「パリン」と食いちぎる快感も必要だと思う。チョコは薄くするより厚くする。価格競争、デザイン競争もあろうが味と食感は忘れないでほしい。イチゴフレーバーのガーナホワイトチョコ。あまりおいしくなかった。季節限定と謳っているけど、イチゴの季節というよりバレンタインに合わせた溶かしチョコなんだろうな。ああ、廃版となった森永ハイクラウンの「赤」ハイミルク、食いたいな。

タラの粕汁

粕汁とは酒粕を使った汁もののことだ。昔は嫌いだったが、加齢とともに懐かしくて食べたくなる。幸いにしてばばあも食うので、毎年冬はタラで数回粕汁をやる。やると言っても多量に作るわけではなく、タラの切り身二枚程度に野菜をたっぷり使う程度だ。何十人分も多量に作るのも難しいが、小鍋で食べきりで作るのも結構難しい。これといったコツはないけれど、塩ベース味付けに、隠し味で薄口しょうゆと味噌少々を使うことと、薬味にネギとメカブを使うってのがおれ流だ。昔食った粕汁はタラ、それもスケソウのアラだった。魚臭さは酒粕で消されるけれど身はほとんどなく、骨やヒレをしゃぶって食ったそんな思い出がある。