爺さま探検隊が行く。今年度活動報告

話は前後するが、爺さま探検隊(雑誌編集の私と異人館・安倍氏)は、今年早春の川井下平沢の巨大氷柱散策を皮切りに、豊間根林道最深部のオソノエラ洞窟探検(接触編2・到達編1)、大荒川林道最深部・隠れ切支丹伝説・撃ヶ岩屋探検、折合・高滝散策、早池峰・徳兵衛山登山などを行い、11月には船越半島の大網観音岩屋散策、そして年末には箱崎半島千畳敷トレッキングを敢行した。その中で、今年最も難航したのが11月の船越半島大網観音岩屋であった。この岩屋は江戸時代船越の大浦村に流れてきた旅の智芳秀全という僧侶が、縁あってこの地を入定の地と定め即身成仏したのであるが、この僧が座禅三昧に入ったのは大網の岩屋であった。晩年この地に滝の水を引き入れた湯治場が建てられ秀全を偲びその御加護にあやかろうとする人々で賑わったという。その痕跡は昭和54年頃に地元の郷土史愛好家によって調査された記録はあるが、その後、その地は寂れ自然にのみ込まれた秘境となって長い月日が流れた。これを再発見し記録するため11月にその難関に挑んだが、探検隊の予想した場所に岩屋は発見できなかった。故に、この岩屋発見のため再び情報収集を行い、地固めをして年明けにアタックする予定となっている。写真は船越半島大網沢散策時のものだ。

大網沢を目指してガレ場を降りる
沖を行く苫小牧行きフェリー
大網沢の海岸からとどヶ崎灯台が見える
大網沢を登る
いかにも修験好みの岩相
変わったカメムシを発見

アコリボVOL.14に参加しました

月半ばは、トラック乗りのヒラナイくんが主催する、アコギリボリューションVOL14に参加。シーガルで弾き語りをやりました。20分程度の短いステージで4曲を演奏。今回は前回の盛岡フォーク酒場に引き続きピンで参加。練習は毎朝ちょっとずつやってマイペース重視で演奏しました。12月のスケジュールでメンバーとの時間あわせはほぼ不可能ですから、こんな時はピンが最高です。お客は仲間内のみで楽しく過ごし、打ち上げの乾杯をして早々に帰宅。翌日から年末まではレストランで9日間の連続ヘルプをこなしました。こんな仕事を続けていると、この時期、体調を壊したら目もあてられません。なんとか風邪もひかず乗り越えられました。来年もマイペースでバイクもギターも楽しみたいと思っています。

ポスター。漢字はおれだけ
取りあえず録音はしました
結構年配に見えるが意外と若い
往年のバンド仲間だった某氏

爺さま探検隊が行く。箱崎半島・千畳敷

12月は大方の予想通り激闘の月になりました。それでも暖かい陽射しがあった時は、軽くバイクなど乗ったのですが、月初めにFTRのオイル交換をして、その後、クラブマンに二度ほど跨って15キロほど走った程度でした。やはり年寄に寒さは堪えます。そんな、12月初旬の某日、爺さま探検隊は、釜石市鵜住居から東に延びた箱崎半島先端の千畳敷をトレッキングしました。寒冷前線が通過し風は強かったのですが、半島南側の千畳敷はほぼ無風でポカポカ。往復8キロを歩き、その後は三陸自然道にある、寂れた大仮宿トンネルを目指したのですが、道路自体が森化しており自動車での走行は不可能、時間も押し迫り途中で引き返しました。箱崎白浜という小さな漁港の町外れの藪にスズキGSX400と思われるの朽ち果てた車両を発見。よく見たらまだナンバーがついてました。税金誰かの課金されたままなんでしょうね。廃バスは大仮宿トンネルへ向かう途中で発見。トヨタの古いマイクロバスでエンジンはヘッドの形状からおそらく4気筒SOHCの1500CC程度。トヨタのロゴも見たことない形状。きっとこの時代はエンジンだけトヨタで上物は別会社製だったのかも知れません。内部は冷蔵庫や養殖漁業資材が廃棄されていました。レストアしたらかっこいいと思います。

箱崎千畳敷の彼方に三貫島が見える
箱崎千畳敷を望む
大きな潮だまりのような淡水の池
センターのロゴが井形に「T」
運転席に座ってみた
このまま朽ちるのか