裸婦デッサンを買い取った

1980 jyaniari 29日 和 とサインあり

鍬ヶ崎出身で若い頃に渡仏、そのままパリ在住の日本人女流画家として生涯を閉じた、宮古人・豊川和子の裸婦デッサンを買い上げた。この絵は1980年に宮古のアマチュア劇団「麦の会」がアイルランドのダンドークという町で開催された、世界アマチュア演劇祭に特別招待され、団員一行がアイルランドからロンドン、パリと旅をした時に、麦の会で脚本を書いていた同会の田中氏と豊川女史が同郷だったこともあり、パリでの再開があったらしい。再開を記念して豊川氏は関係者数名にデッサン画をみやげに持たせたらしいのだが、その劇団旅行が新婚旅行でもあった関係者のカップルがおり、そのカップルも記念に豊川女史のデッサンをもらったという。時が経ち、そのカップルも壮年期を経て記念のデッサンも奥様の「断捨離」という判断で手放したいという。ならば私が引き取りましょうというわけで、こちらの提示額2万円で了解をいただいた。事実、パリ在住時に名が売れなかった豊川女史のデッサンに2万円という値段は高いけれど、大正生まれの宮古人だった彼女が教職を捨てて芸術の街パリへ単身渡仏した度胸はたいしたもんだ。日本にいた頃に二科展で入選も果たしていたわけで画力はそれなりなのだ。あとはこの絵を入れる新しい額を買わなきゃならない。また趣味が高じた要らぬ出費だが、人生はこれだからおもしろい。

安家黒森山の牧野から岩手山を望む

1000mを超す牧野で牛がゆったり草をはんでいる
今回のログ

ズサタンは岩泉町北東部に聳える折壁岳(1076)に向かった。聳えるといっても折壁岳は尖っているわけではなく、のっぺりした尾根が膨らんだピークで、頂上は全体的にブナとダケカンバの森だ。そのため頂上からの眺望はまったくなく、単に三角点を探しに行くような感じの登山になる。ただ、折壁岳の南東に聳える安家黒森山(1196)との尾根は標高1000mほどの準平原が連なっていて、そこが南北に開墾され牧野になっているためそこから西側は180度のパノラマで北上山地が一望できる。まずは海側に月山、十二神、霞露ヶ岳の海側の山、そして堺ノ神山の尖りの向こうに早池峰、そして中央に姫神山と岩手山、右には安家森、葛巻町の風車群、と穴目ヶ岳が聳える。ま、実際には向かった折壁岳はかつて牧野だったらしく廃牧野はササが生い茂ってササのプールを泳ぎまくった。そして牧野ではでかい牛がちかくまで寄ってきて威嚇されビビった。

敬老会ライブに救急隊登場

ステージは着物

近内地区の敬老会の余興ステージを依頼されたのは去年だったが、あいにくコロナでお流れとなっていたが、今年は休暇村みやこでやるというのでステージを頼まれた。着物でステージに立って「昭和の宮古まち」というテーマで1時間の演奏。今月のライブはアクシデント続きだったが、なんとか今回は無事に演奏できそう…と思った矢先、会場の様子がおかしい。そのうち救急隊が入ってきて座ったじいさんの介抱をしていたがゴムのシートに乗せて退場。救急搬送となったようだ。うにまるは津波で死んだ夫を想って唄う「約束の日」を感情込めて唄っている最中だった。歌詞には生きるだの死ぬだのが散りばめられていて、まことに申し訳なかった。それでも救急隊が退出後は再び盛り上げてフィナーレ。大声援をいただいた。ギャラも出て御の字。懲りずに来年も呼んでくれればいいけれど。

WiLLのヘッドライトをLEDにした

ついでにライトの曇りをとってもらった。白内障が改善された
交換したh4バルブ。もう使うことないだろう

冬に向かって日の暮れが早くなってきたので、定時の退社後、スーパーで買い物をして帰ると真っ暗。雨でも降ったら車のライトなんて提灯より暗い。こんなじゃいつか「ガツーン」と接触事故を起こしそうだ。車が古いから車両保険契約もないから事故ったら大変な出費だ。そんなわけで、ヘッドライトをLED化した。対応バルブで一番明るいやつ。ついでに白内障気味だったライトを磨いてピカピカにしてもらった。バルブと交換工賃磨き作業で20900円也だった。少々高いけれどこれには訳があって、実は9月30日の秋の交通安全週間最終日に、蟇目地区の譲り追い越し車線でレーダー取り締まりがあった。その日、自分は雑誌の発行日で助手席に本が積んであったこともあり、走行車線をゆっくり走ったのでネズミ取りには掛からなかったが、追い越し車線を走った車は根こそぎ検挙されていた。こんな場所でレーダー使われたらひとたまりもない。自分も普段なら100㎞/h弱で走る道だ。つくづく運がよかったというか。そんなこともあり捕まっていたら相当な罰金だったわけで、それを考えたらライトを明るくして2万円は安いもんだと納得したわけだ。

いまいちで終わった音楽祭

リハーサルも出来ぬまま、本番時間が経過。曲数を減らすはめとなった

10月7日に「みやこまち音楽会」というステージイベントがあって、うにまるは2ステージ出演だったから9月はそうとう練習したのだが、本番はバンドバージョンの方が会場の音響PAのセッティングがもたついて開演時間を大幅にオーバー。返しSPも鳴らず演奏は思うようにいかないし、関係者でもあるバンマスはテンパってしまい演奏をとちる。結局、リハで音出しに1曲やって、あとは4曲のセットリスト中、2曲の演奏で終了。ま、世の中こんなもんだ。とかく「返し」の善し悪しはパフォーマンスに影響するから、ロートルの機材での設営はだめだな。あと、返しに使うSPは二中三流メーカーでもいいから口径の大きなウーハーしゃないとだめだな。おそらく今回のSPはリハ時の音圧で飛んだんだと思う。一応、歳はとっていても演奏するのはロックだもん、しかも、あたしは地声がデカいし。飛んでしまったベース側の返しはローランドのTR808のようなブリブリ音しか出なかった。
さてふたつめのステージはいつものアコで演奏。軽く女っぽい恰好とウイックで返送して演奏。こちらのステージの音響は問題なかったけれど、今度は3曲目に雨。虎の子のオベーション・パラディーアを濡らしてしまった。衣装もウイックも濡れて、通り雨が過ぎるまで待って再びステージをこなしたが、こちらも雨で一端休止したので2曲をカットして時間合わせとなった。ほんと何の因果か今回のイベントでは散々なライブだったわけで。用意はしたけれど動画も撮る気なくしてしまった。

おばさんふぁっしょん
キュロット。さすがにこれはやめた