dot’ kiss me baby…

ベイビーなどという言葉は通常の生活の中で使うことはないが、唄の世界ではよく使われる。その中でも最高にいい感じなのが、松田聖子のスイートメモリーズの二番の英語歌詞だ。もう何年も前に別れた恋人同士がまた出会ってしまうというベタな展開の歌詞なのだが、再び交わることのない男女の切なさが伝わってくる悲しくも現実的な世界観がある。そんな名曲をCM展開に使ったのが、サントリービール。丁度、80年代のパステルカラーの缶でこじゃれたペンギンズバーなどの軽目なビールも売り出していたから、同じペンギンつながりでバタ臭いペンギンのアニメで聖子ちゃんの唄を流して大ヒットだった。ペンギンは子供の絵本に出てくるようなタッチで今では田舎臭いデザインだが、当時とすれば時代にマッチしたキャラクターであった。そんな30年以上も前のビールの空き缶を白見山山麓の山中で発見した。きっと、キノコ狩りや芋煮会などを山の中でやって缶などゴミとして廃棄したのだろう。宴会もいいがゴミは持ち帰ってもらわんと困るなぁ…と文句を言いながら、あまりの懐かしさでお持ち帰り。洗浄してコレクションとした。ちなみに、山中では三陸鉄道の写真がプリントされたカネボウのベルミーコーヒーとポッカのつぶつぶグレープの缶も発見したが、これらはキープせず置いてきた。

ペンギンビール
懐かしの聖子ちゃんの唄が聞こえてきそう
三陸鉄道の写真入りベルミーコーヒー
ポッカのつぶつぶグレープ

うにまるゲスト出演

市内のテケテケバンド、ブルーボーイズからライブのゲスト出演の依頼がきて、7月8日にバンドとして出演することになった。そんなわけで、先日アラ還ライブ・バンド編に出演したメンバーで参加することになり、久々の練習を行った。当然ながらズサマ連は、アラ還の時の演奏は忘れており、ほぼ真っ白状態からの再起動となった。5時から9時まで4時間の練習に、あと一回り行くかという、バンマスの提案に、ギターのズサマが腕が固まったとダメだし。結局、本番、前日にもう一回練習することになった。ちなみに練習場所は、いつものカントリーではなく、スタジオKという、昔の末広町べにやの二階を改造した店舗。お初の場所でした。

タクシー会社のポスター
ズサマ、頑張ってます
スタジオkで初練習

ギターでマタンキ

70年代後期、少年ジャンプに連載していた、とりいかずよしの『トイレット博士』はかなり人気だった。マンガはストーリーなどはどうでもよく、年中、便槽に落ちてウンコとチンコの話ばかりだった。そんなマンガの中で、キャラクターたちが団結し、めたくそ団というグループを結成し、その合い言葉が「マタンキ」であった。当時はキンタマだとストレートすぎて、PTAなどの団体から苦情がきそうなため、反対読みにしたのだろう。なにせ当時の少年ジャンプは創刊当初の永井豪による『ハレンチ学園』においてスカートめくりやタッチボインなどで、相当に世の中のお堅いお母様方からバッシングを受けており、非売運動も起こっていた。とは言え、それを支持する少年たちにとってそんなことはおかまいなしで雑誌は売れに売れたのであった。『ハレンチ学園』と『トイレット博士』は同時期連載はしていないが、少年ジャンプの中では人気マンがであったのは確かだ。めたくそ団というグループはグループ同士が道で出会うと隠し持っていたバッジを見せ合い「マタンキ」と合い言葉を言い合うのがルールであった。当時そのバッジが何かの懸賞で当たる企画があり皆が応募したがそれを当てた人は身近にはいなかった。バッジは非売品でありいつかヤフオクなどに出ないものかなと思っていた。そんなある日、『トイレット博士』が連載していた当時の少年ジャンプを入手しそれを、ある女に見せたら、相当に反応し、なんと自作でマタンキのバッジを作ってしまったのだ。材質はフェルト製でネットの画像を見ながら手作りしたのだという。これを貰い受け、しばらく車のバイザーにはさんでいたのだが、このほど、両面テープを貼って、ギターのピックガードに貼り付けた。貼ったのは最近復活したヤマハFG130とライブで使っているマーチン000-16gtの2台。マーチンの方はピックアップからのライン隠しにもなって丁度いいかも。

ヤマハでマタンキ
マーチンでマタンキ
マタンキ揃い踏み

ジーパン修理ふたたび

一番最初にミシンで修理を行ったジーンズのパッチが小さく、上部縫い目からまた破れそうな気配がするので、修繕したパッチを取り除き、再び長いパッチをミシンで縫い付ける作業を行った。まずは、以前のパッチを外し、廃棄ジーンズをほどいて、新たなパッチ用部材を切り出し、これの四隅をミシンで処理した。次に、修理するジーパンの脚部分のステッチのない方の(外側)横からリッパーを入れてほどく。ここはロックミシンで処理されているが、気にせずほどいていく。パッチの長さより若干短くほどいたら、今度はパッチをしつけてゆく。この作業は結構気を使う作業で縫い針を使うから酒を飲みすぎていると痛い目にあう。しつけが終わったら足踏みミシンでパッチを縫い付ける。それから電動ミシンで穴部分がこれ以上広がらないよう、穴周辺をぐるりとパッチに縫い付ける。修理が終わったら、次に横部分を縫い針でしつける。そうしておいて電動ミシンでサイドをとじてゆく。今回はロック部分の縫い目が二本あったので、電動で一回、足踏みで一回の二回とじで仕上げた。

修繕、小さかった
前のパッチをほどく
再びジーンズ修繕

ノラ子と戯れる

昨年から会社の周辺に住み着いているノラネコに餌をやっていたのですが、自分の仕事場は二階だったため、ほんのたまにしかノラネコと遭遇しませんでしたが、今年の4月から仕事場が一階に変更されたので、入口のドアを開けておいてネコの訪問を待っています。会社の中にはこのネコにエサをやっている人が数人いてみんなに可愛がられているのですが、それぞれの人が勝手に名前をつけて呼んでいます。僕は何年も前から「ノラ子」と呼んでおります。最近はドライに合わせて半練りおやつのちゅーるというエサもあげており、そのおいしさというか麻薬の如きおいしさはノラ子をトリコにしているようで、ドアを開けておくと毎日寄っていきます。ノラ子には今年生まれた4匹の子猫がいて、たまにその子ネコと来るのですが、子ネコは完全な野生育ちで、こちらに寄ってはきません。早く大きくなって無事に独り立ちして欲しいものです。

ノラ子がきた
半野良のノラ子

専属調律してます

ここ数年、カントリーズカフェのピアノ、ライブがあるたびに軽く調律しております。今はもう、本格的に音を作るなどという大それたことはできないのいで、演奏で狂った箇所のユニゾンを拾ってやさしく調律するのみです。しかも、このピアノは相当に古くて、最高音部の1オクターブは一本弦でうなりが出ているので、そこは、グラグラしない程度に合わせてあまりいじりません。けれど、毎回やっていればそれなりのクセもわかって、ピアノはいいコンディションに保てているようです。ちなみに、一般家庭向けの調律での営業は行っておりません。どうしてもという場合のみ、格安でやりますが、実際はあまりやりたくはありません。調律を終えてカントリーのカウンターを見たら、アラ還ライブのポスターが貼ってあり、なんと名前が。記念に撮影しました。

こんなこともします
ポスタに名前あり

fg-130改・エレアコが復活

7月8日に田老のmihokoさんが主宰するアラ還ライブに出演依頼がきて、そのライブに出演するにあたり、演奏曲をセレクトしたのですが、うにまる、ミニマルではなく、今回はピンなんもので、いつもの曲ではなく、アラ還らしい曲を演奏しようと思っておりました。それなら、手持ちの楽器もいつものマーチン000ではなく、自分にとってギターの入門であったヤマハのfg-130で演奏しようと思い整備しました。fg-130は僕が中学三年の時にバイトしたお金で買った最初のギター。当時のギターは買い替えに伴い従兄弟にくれてやったのですが、それから30数年後盛岡の中古ショップで同型のFG-130を2000円で購入。このなつかしのギター購入が、現在の僕の音楽活動の発端なのであります。20代から30代の頃はpcでのシーケンスが主流の時代で、打ち込みオンリーの音楽活動でベースを弾いていたのですが、ひょんなことから打ち込みに対して限界と矛盾を感じ、変拍子、ブルース派へと転身したまでは良かったけれど、そのまま音楽活動は休止してひたすらバブルの金儲けに身を呈していたのでした。しかし、そんな空しい日々を過ごす中で出会ったのが、中学時代にバイトして買ったfg-130でした。このギターのチープですり切れた音は、忙しさとむなしさに振り回されていた当時の生活から、自分が忘れていた音楽の「楽しさ」と「おもしろさ」を思い出させてくれました。あまりの懐かしい音に魅せられ、僕はこのギターを持って、今、一緒にうにまるとして活動している、バンマスの三上氏の家に、あたかも、高校時代ギターを持って遊びに行くように訪ねて行って、そして何かやろうよ、と言って二人で最初にやったのが、ドラマー故杉下寅次郎の追悼ライブ出演でした。その後、グループに名前が必要なので「うにまる」と命名、震災後バンドとして活動するためベースに佐藤良樹、ドラムに佐々木敦、キーボードに佐々木中を迎え、新たなユニット・うにまるとして活動を開始したのでした。そんなfg-130には、なんとフェルナンデスのぞーさんのハムバッキングピックアップが仕込んであります。もちろん、僕が改造して組み込んだものです。合板ベニヤ板の化粧板の最下位ランクのfg-130ですから、オリジナルの音も、さほど良いものではないので、ちょっと変わったエレアコ風の音もよいかなと思い冗談で組み込んだものですが、アースのセッティングに一苦労し、なんとか工夫して稼働していたのですが、数年前にアース線が断線したままになっておりました。今回は、アラ還ピンライブに向けて、当時の曲を演奏するならやはり当時のギターが良いなと思い、久々に整備し、fg-130改・エレアコもどきが復活しました。ちなみに、この手の改造は、アース取りがキモでして、この工夫は発想の転換と長年のクソ度胸が必要です。

無謀な歪み系のピックアップ
GF 130のラベルが見えます
ここはピカールが基本
はい、ノイズもなくいい感じ