打ち込み新時代

もういい歳なのだが、久々に触ったDTMソフトがおもしろかったのではまってしまった。つうか、いまはDTMとは言わずDAWソフトウェアと呼ぶようだ。前者は自分も過去にやっていたDesk Top Musicの頭文字だが、最近はDigital Audio Workstationの頭文字で、DAWらしい。うん、なるほど呼び名も今風だ。で何が今風かというと何より昔と違うのは「音源」という箱がない状態で音楽制作をすることにあるんじゃないかと思う。昔は楽曲制作には音源機材の善し悪しがキモで、VSTプラグインで音源を拡張する時代になっても、基本音源は自分のマシンにインストールしておかなければならなかった。だからMIDIデータで演奏するとき現場が変わるとかなりの面でとまどったし、思うように好みの音が出なかったりした。それがDAWという環境になったら、音源はネット上にあるし、制作しセーブしたデータと音源ごとを保存する形だから、ある程度の基本環境があれば現場が変わっても同じ音を再生できるし、データの行き来も楽になった。ただこれは、自分の所有する二台のマシンで会社用と家用でデータを行き来できるという程度だ。それ以上の場所で同じ音を鳴らすならAudioデータに変換しなければならない。
音楽制作はインスピレーションが重要だから会社のマシンを触っていて発想したリズムやベースラインを、家のマシンに持ち込んで突き詰め、それをまた会社のマシンで組み立てる、そんな環境が楽に構築できるようになった。そんなわけで15インチの画面にある程度メモリが乗っててまともなスピーカーがついた中古のノートpcを買ったし、そのマシンでの打ち込み用に新たにMPKminiの鍵盤を購入した。どちらもヤフオクで入手。今のところ環境構築の段階だがじっくりやってゆく。問題は新しいマシンがwin11なので操作に難があることだ。win10よりセキュリティーの壁が高くなっていてマイク入力ひとつとってもハードルが高い。会社のレッツノートと同じ環境にするにはまだしばらくかかりそうだ。

猫ちゃんたちは恋の季節

冬の風物詩はノラ猫サクラのお泊りだ。昨年は物干し場に出している水が朝起きると凍っている時期に家の中に入ったのだが、今年は11月中旬には家に入ってきた。サクラは夜の8時前に部屋に入り箱の中で寝て朝6時に出てゆく。部屋では寝る前に入念にブラッシングをしてやる、家に入るとおなかとか耳とか触ってもいやがらず我慢しているみたいだ。猫に限らず、動物の毛って癒されるから、ブラッシングも毎日の楽しみになった。でもたまに深夜の外出もあるからその時は起きて窓を開けなければならない。本当は自由に出入りさせてもいいけれど、必ずネズミやリスを持ち込んでスプラッター状態になるから、そこは線引きしていて、寒い日の夜だけにしている。

飲み会は三鉄利用で

磯鶏の某宅で飲むことになった。駅から磯鶏方面行きのバスに乗り換えるためちょっと早めがいいなと思って、いつも飲みに出る時に乗るバスより早いバスに乗った。にもかかわらず磯鶏方面行きのバスには連絡できなかった。地方つーかド田舎では都会と違ってGoogleの乗り換え検索では時間を見つけられないし、休日や土日運休のパターンが多いからなおさら不便なのだ。しゃーないタクシーか?と思って宮古駅構内を見たら三鉄が止まっている。改札で聞いたら5時51分発の釜石行きだと。ラッキーんじゃSUICAでと出したら、SUICAは使えないとのこと、券売機で150円の乗車券を購入。6時過ぎに無事、磯鶏宅に到着。んで帰りは9時05分磯鶏発の三鉄で宮古駅まで戻ってそこからタクシーで帰った。いい感じに飲んでいい感じに交通機関を使った。これなら車なしでもいいな。

月食はハラコ色

皆既月食だというから、一応夜空を見上げたらお月さんがサケのハラコのような色になっていた。ニュースでは天体ショーだと言っていたが月食や日食は計算上何度もあるわけで今更どうでもよいな。今から何年前だ?震災前だから15年ぐらい前だろうか、派手な皆既日食があってその日は東京のとある女の家に泊まっていたから、多摩川に出て日食を見たっけな。あの頃はまだ元気でお勤めもちゃんと果たせたが今ではもうだめだ。その女も今は別の街に移ってもう連絡は途絶えた。そうやって急接近して離れてゆくのって、天体ショーでは味わえないリアルな感覚だ。だって計算したっておそらくもう接近できないんだから。