幸せに思うこと

ガレージは男の城だと言うが、そこに車やバイクを置いて修理したりたまにはそれらを眺め酒を飲んだりするスペースでも無い限り、普通はバイクや車の車庫であろう。ま、その方が欧米的ガレージではあるが、なんか、すごく金持ちでかっこつけた一部の人々が専用のガレージなんか持っていて、そこは趣味のおもちゃがいっぱい詰まっていたりする。だが、僕は思う。ガレージに愛車を並べて悦にひたるのもいいが、それより毎日便所で小便をしながら自分のバイクを眺める方がなんだか幸せな感じだ。デキる男というものはオンとオフを使い分けるのだそうだが、立派なガレージに愛車を並べてたまにしか眺めないより、毎日小便をしながらバイクを見る方がなんだか安心だ。従って、ガレージなる別のスペースより、家の裏に工夫をしてちょっとした庇を付けた雨風をしのげる土間空間の方がいいのだ。一輪車や雪かき道具、漬け物樽などと一緒に佇む愛車を便所から見下ろして、早く暖かくなればいいなと思う方が幸せなのだと思う。そんな日常生活のガラクタに埋もれて佇むバイクがこれまた、よろしい。いい景色なのだ。

便所から見える2台
便所から見える2台

ラブソングを制作

スローテンポのラブソングを制作中。歌詞や曲調は昨年から出来上がっていたけれど、いまいちインパクトが乏しいので、デモ曲制作までは至っていなかったのですが、来月27日に、カントリーズカフェにて、アラ還ライブというのに出演することになり、急遽、仕上げに取りかかりました。曲が完成するきっかけというのは、意外に発表の場がある時が適しているようで、小さなライブでも何かの発表に向けて仕上げるとよい結果が出るような気がします。過去にも、ほっこり映画祭で「カケラ」、「そば食ってゆこう」、「三陸観光ブルース」アコギナイトで「さなぎバージョン2」、オテライブで「宮古弁の神様」、八幡フォークライブで「恋の山田線みにまるバージョン」などがレパートリーとなっています。今回もスローテンポのラブソング「よつば」が発表できればよいなと思って、毎夜ちまちまとアレンジを重ねております。まずは、リズムマシーン使って1トラック、次いでアコギと生歌で1トラック、そこへベースで1トラック、そこにバッキングで1トラック、、、、とひたすら重ねてゆきます。今月末にはデモ曲として完成させたいものです。

ベース録り完了
ベース録り完了
歪み系のバッキングを入れる
歪み系のバッキングを入れる

GB250初期型ツインキャブオーバーホール

エンジン載せ替え前から6000回転あたりでボコる症状でした。ゆっくり回転を上げて行けばちゃんと吹け上がるのですが、追い越しなどに伴うとっさのアクセルオンに対応せずちょっと危険でした。パワーフィルターにしているためむせるのはやむを得ないと諦めていましたが、それにしても吹けない。最近寒いし、ブローバイガス大気放出のためガスが再度キャブに回ってないのが悪いのかとも疑いましたが、やっぱそんな程度の不具合じゃない。そうなるとやはり怪しいのはキャブ本体ということになります。ではオーバーホールするかといっても、キャブをバラす知識はありませんから、キャブ本体のオーバーホールと掃除はいつもの自転車屋さんに頼むことにしました。で、まずは自宅でGBからキャブを取り外す作業にとりかかりました。自宅でエンジン載せ替えもやっていますからキャブぐらいは簡単です。ノーマルだとキャブ脱着に辿りつくまで、タンク、シート回り、リアフェンダー、内側のフェンダー、バッテリー、エアクリーナーボックス、そしてスターターまで外さなければならないようですが、私のGBはスカスカですから、安全のためバッテリーはプラスターミナルを外すだけ、あとはタンク、シート、パワーフィルター、アクセルおよびチョークワイヤー、バッテリーボックスの押さえネジを外すだけで簡単にキャブを取り出せます。あとはフロートからある程度ガソリンを抜いて、自転車屋さんへ届けます。

んで、一週間後、キャブはオーバーホール後、ジェット類などのパーツを薬剤漬けにされ、再び組み上がって手元に届きました。パッキン類は今回は交換なしでした。フロート内部は結構汚れていたそうでしたがオーバーホール、掃除、組み立て代金はサービスでした。修理代なんて指定の場所に辿りつくまでの行程と組み立てが面倒なわけで、そこにお金がかかるわけです。今回のように自分でキャブをはずし、修理後自分で組めば良心価格で済みます。

さて、組み上げて早速試運転。まずはチョーク引いてセル一発で始動。アクセルの戻りや引きもまずまず。軽く5000回転までは吹け上がります。しかし問題は負荷がかかっている状態のアクセルオンでのボコり。やはり実際に走ってみなければわかりません。服を着込んでも寒いのですがまずは軽くシフトアップして行き、サードギアで極端なアクセルオン。なんと6000回転を過ぎてもスムーズに加速、まったくボコらずむせもしません。やはり、キャブが詰まっていたのです。しっかり燃料が送られぐんぐん加速してゆきます。やはりボコりの原因は初期型ツインキャブの高速回転で開くセカンダリー側のメーンジェットが詰まり、燃料供給がうまくいかずボコっていたのでした。

今回のキャブオーバーホールで判ったことは、初期型ツインキャブは高速でエンジンを回してプライマリー、セカンダリーのフロート内のガソリンが循環すればいいのですが、しばらく乗らずに放置したり、乗っていても低速、低回転走行を重ねるうちに高速側のセカンダリーのフロート内のガソリンが劣化し、ジェットが詰まるなどの不具合が起きるようです。そのためこのキャブ機構は即変更が課せられ、大型のシングルキャブへと変更されたものと思われます。世の中には80キロあたりでむせてしまうスピードが出ない鈍足のクラブマンもあるようですが、きっとそれらはの鈍足の原因はキャブの不具合です。知識があれば適切なジェットに交換すればいいでしょうが、地方に住みパーツが手に入らなかったり、私のように、すでに老眼でキャブの分解ができない人は、キャブを外して信頼できるショップに持ち込みオーバーホールをすれば、おそらくみちがえると思われます。それと、キャブ関連のワイヤーの取り外しの際はスマホで画像を撮っておくと組立の際に役立ちます。

これで、昨年10月にエンジンを載せ替え、今年はキャブのオーバーホールも終えて、クラブマンは完全復活。春からまた改造部品を入手してオヤジカスタムの続きです。ちなみに自賠責、二年払っちゃいました。早く春が来ないかな(^^)

新しいストレーナー
新しいストレーナー
アクセルワイヤー
アクセルワイヤー
キャブを外した
キャブを外した
外したキャブ
外したキャブ