金勢様

子孫繁栄を意味する男根を御神体とした神様はけっこうあります。宮古は鍬ヶ崎日影町にあって、金勢様の愛称で毎年6月中旬に地区民らがお祭りを営んでいます。神社には「天ノ沼矛神社」と正式名称が掲げられています。意味は至って簡単で、天とは神様、沼は女性器、矛は男性器を意味しており、国を造る男神様が、女神様と合体してかき回す…。というような神話の古事にちなんだ名前です。実際には、鍬ヶ崎界隈には遊郭がありましたから、その守り神なのでしょう。昔からその道の商売では、大マラ(でかすぎチンポ)小マラ(困りもののチンポ)のきませぬように、とお呪いをしたそうですから、鍬ヶ崎に性神があってもおかしくはありません。その後、明治、昭和と神話と天皇が結びつけられると、性神も、ある程度格上げされ、天ノ沼矛神社となったわけです。

御神体
御神体
鼻がナニです
鼻がナニです
マラ案山子
マラ案山子

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA