黒猫の日本画を買う

伏見の土人形二匹と、黒猫の日本画

なんか最近何も買ってないから、つい反動でヤフオクで衝動的に入札してしまった。終了数分前に現在提示額に10,000円プラスで入札。数分後反応があったが、10,000円の値上げについてこられず表示額に約3000円プラスほどで落札した。絵は日本画でおそらくはもっと大きな絵の残欠であろう。俳句の短冊みたいな細長にカットされた台紙に赤い首輪の黒猫が描かれている。作者は川端玉章に師事した結城素明という画家。後に帝大の美術名誉教授だった方らしいが、それほど著名人というわけではないようだ。ただ、しっかりと落款もあるし、何よりトリミングが絶妙で大きさも手ごろ、黒猫の京都土人形や、黒猫の招き猫も数体あるから黒猫関連としてゲットした。今はヤフオクで買うだけだがかつては「猫猫食堂」の屋号で亡くなった友人のコレクション整理などをやってかなりの点数をオークションで捌き、未亡人となった友人の妻に渡した。生前お互い先に逝ったらそういう風にしてコレクションを捌き残った人に渡そうと決めていたのだ。それからもう13年も経った。自分は相変わらず物欲に惑わされ要らぬ物を買い集めている。猫系は蒐集家の基本であり、後の捌きも楽だ。犬よりずっとお金になりやすい。だからつい買ってしまうのだが…。

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