春の台所大掃除

毎日食事を作るために立つ台所の大掃除をやった。料理が下手な人は往々にして調理器具の格納位置や収納場所がまとまっておらず何をするにも「歩数」を要するような置き方、片づけ方をしている。この家で長年調理してきたばばあもご多分に漏れず、相当な料理音痴だ。加齢で音痴になったのではなく若いころから料理は上手とは言えなかった。昔はそんなばばあのぶっといキャベツの千切りも、ぼやけた味のカレーもどこの家でもこんなもんだろうと思っていたのだが、30代半ばから自分が料理をやるようになって、今まで食ってきたのが相当に酷かったことや、同じ料理なのに作る時間が掛かりすぎていたことがわかった。そんなこんなもあって、介護でこの家で暮らすことになった時に台所周りは自分仕様に改善した。オヤジが健在だった増築時にもっと使いやすくできたのだろうが、基本的に料理音痴だったばばあはますます使いにくい配置にしてしまった。食器棚と冷蔵庫が離れシステムキッチンも離れていて調理や配膳で部屋中を右往左往しなければならない。これを改善するため自作で棚などを作って改良したのが今の台所だ。毎日掃除はするのだが、ネットの裏、窓の外側、ブラインドは掃除できないから約半年に一度は完全に解体して掃除をする。そんな掃除に都合がいいのがばばあがデイケアに行く日の祝日だ。そんなわけで春彼岸の春分の日、3・21日(祝月)は台所の大掃除。スマホのGoogleの記録見たら去年も同じ日に掃除をしていたようだ。

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