磯鶏小学校4年生のグループが紙芝居を宮古弁で発表するというので、宮古弁語学講師として学校に呼ばれました。そんじゃぁ、宮古弁の勉強をかねて演奏でもしますか、とアコギ持参でおじゃましました。生徒たちが選んだ紙芝居は『おだんごころころ』という「おむすびころりん」と「こぶとりじいさん」を混ぜたようなお話。図書室で宮古弁の勉強を終えてその後教室へ移動して全編宮古弁で唄う『すぃんぐせんすぺす』をかき鳴らし、演奏後には歌詞に出てくる宮古弁について質疑応答などしてイベント終了となりました。

昨年の夏、同級生で趣味分野での理解者であり、ある意味で骨董の同志でもあった僕の親友が亡くなりました。昨年の8月に僕がオテライブの仕込みをしている時、東名の某サービスエリアで倒れ救急車で運ばれたという知らせが入りました。くも膜下出血でした。レベルは重くその数日後、意識も戻らないまま帰らぬ人となりました。彼とは高校もクラスも三年間一緒で、しかも席まで彼の後ろで三年間を過ごしました。卒業後しばらくした30代半ば頃、ふとしたキッカケでコレクションが似ていることが判明。それからは上京すれば必ず会ってマニアックな店や美術館を巡る日々でした。それから約15年、親交は深まり、亡くなった年もお盆に帰ってきてお互い歳だけど頑張ろうぜと言っていた矢先でした。そして今年もオテライブを終えて、一年が過ぎました。月日の流れは早いものです。そんなわけでとある休日、彼が好物だったトウモロコシと枝豆を持参して墓参りしてきました。海を見下ろせる高台の墓地では、まだ夏のセミが啼いていました。

今年の一発目はスケジュールとお天気の具合から5月22日(土)となりました。この日の盛岡は気温26度の予想でしたがそれ以上の暑さでした。岩手公園は八重桜が散り中津川沿いは一面桜の花びらが散っていました。川をはさんで近くの小学校では運動会が行われ、お昼は岩手公園が昼食会場になっていました。八木くんが仕入れてきた唄本は字が大きな老眼仕様、しかも選曲は70年代フォークばかり…(笑)。そんな中から吉田拓郎の『落陽』を選択。さわやかな五月晴れの下で博打うちのおっさんを歌った曲をなんとなく演奏。今回は城跡公園最上部まで移動してギターを弾きました。今後は周辺を色々移動しながら弾こうかなと思ってます。

市内のエンジニアのスタジオに今から行きたいけど…とにアポ入れたら「今からナレーション録りだ」というのでポッカリ時間が空きました。後部座席には翌日に返却する修理済みのモーリスを積んでいたし、どれ、んじゃ、天気もいいし軽く鳴らしてみますか。という訳で発作的に一曲演奏。カメラワークはえるぶのママさんにお願いして。その後に仕事で辿った道すがらを撮影してミックスしてみました。演奏曲は名前もないまだメモ書き程度のものです。そのうちものにしようと思ってます。あと、今回から以前まで使っていたキャノンの古いデジカメの動画ではなくamadanaのSALで撮影してます。動画も撮りっぱなしではなくそれなりに編集してスキル上げたいなと思ってます（＾＾）それにしても花粉、凄いですね

この時期、盛岡はほぼ毎日雪が舞う日々です。そんなわけで今回は盛岡のYくんが西高東低からっ風の宮古に遠征して、前回に続いて宮古で公園デビューとなりました。そこで宮古の公園と言えば、陸中海岸国立公園の代表的景勝地・浄土ヶ浜がいいね、ということになりいざ出向いたのですが、浄土ヶ浜のお隣の蛸の浜から近道を行ったところ、レストハウス新築工事のため通せんぼとなっており、浄土ヶ浜バックのパターンは断念。仕方なくマニアックな蛸の浜の防波堤の先端で軽く演奏、その後、ついでだから今年の夏に他界した僕の親友のお墓でNSPの「お昼寝の季節」を演奏。親友のお墓は蛸の浜を見下ろす高台にあります。思えば今年の8月、このお墓の前で泣きました。葬式を終えて納骨した日は雨でした。あれからもう4ヶ月、早いもんです。
さて、それから、鍬ヶ崎仲町の佐藤衣料店へ移動。このお店の若旦那は友人であり、10月に閉伊川河川公園で野外セッションした田中クンが率いる「ディンプルズ」のギタリスト。開店直後でしたがゲリラ的店舗前ライブを快く許可していただきました。演奏したのは「ディンプルズ」のオリジナルHey!!River Bluesの替え歌です。オリジナルもいいけど替え歌もひと味違うHey!!River Bluesに仕上がっています。田中クンとのセッションですっかりあの曲が気に入ってしまい、僕なりにアンサーソング的歌詞を書いてみました。鍬ヶ崎ゲリラライブを終えて午前11時には解散。Yクンは昼飯を食って雪の盛岡へ帰っていきました。

▼Hey!!River Blues鍬ヶ崎バージョン01/camera work ｂｙ sato

▼Hey!!River Blues鍬ヶ崎バージョン02/camera work ｂｙ sato

▼墓前でNSPの「お昼寝の季節」を即興で…/camera work yagi

何かと立て込んで貧乏暇なしではありますが、月イチの野外ギターぐらい弾きたいもんだと思いながらもあれよあれよと日々は流れもう10月最後の日曜日、いつものyクンにメールしたら日曜は仕事ということで、うーん困った。そこで今回は中津川から離れ、元祖公園デビューでもあります宮古の閉伊川ふれあい公園にてアコギ公園デビューを開催しました。ちなみに公園デビューの経緯は今を去ること約20年前、日曜の公園で楽器を鳴らして知らない人とセッションしたらおもっせーぞ！と企画したのは故・旅のレコード屋こと寅次郎と僕でした。あの頃はアコギじゃなくて発電機持ち込んでドラベを入れて簡易PAを持ち込んでセッション合戦をしては大騒ぎでした。寅次郎は全国を股にかけての行商でしたからなかなかスケジュールは合わなかったのですがそれでも一年に3回ほど閉伊川ふれあい公園を舞台に色んな人と音楽で遊びました。その後公園デビューは立ち消えになってしまい月日が流れ寅次郎は51歳で帰らぬ人となりました。そして今、寅次郎亡きあとこうして僕がアコギというジャンルで公園デビューを再開して今に至ります。公園デビューなんて小さなムーブメントなんですがそれなりに音楽を通して仲間が増えるというのはうれしいことです。さて昔話はその辺にして、今回は寅次郎ともバンド活動で縁が深い宮古のディンプルズの田中クンに相方を依頼して閉伊川べりでアコギをかきならしました。田中クンはこの公園の近所にお住まいとあって奥様とワンコを連れて参加です。来年1月にディンプルズがホストとなってカントリーズカフェにて開催される毎年恒例のリアスコーストライブの参加を約束し互いのバンドのオリジナル曲相互運転でスリーコードで盛り上がりました。やっぱ、ブルースはええな。

▲あけぼの団地を唄った即興オリジナル

▲ディンプルズのオリジナルをセッション

▲オリジナルをセッションの続き

9月は仕事がらみの上京と連休により本業の雑誌編集業が滞ってしまい月末過ぎまで追い込まれました(^^)それでも月を越せば少しは楽になるわけで、やっと9月の公園デビューのレポートもやっと手をつけることができました。

さて、9月27日、お天気にも恵まれ久々の公園デビューとなりました。この日の中津川河川敷ではなんと、昨年も遭遇した「葛巻高原まつり」が開催されており家族連れやカップルで賑わっていました。そういえば去年もこんな感じだったね～と相方と月日の流れる早さをかみしめておりますと、もはや顔見知りとなった俳句のオジサンに遭遇、しかも弁当とお茶の差し入れ。ごちそうさまでした…あれ、これって去年と同じだね。あの頃は見知らぬオジサンでしたが、一年の時が流れ俳句と将棋とかぐや姫の「神田川」が好きなオジサンであることがわかりました。オジサンはまたしても新作の句をしたためたミニ色紙をくれました。こちらもお礼に公園デビューのステッカーをあげました。それからしばらくすると「オリジナルをやってるの？」と女性の方に声を掛けられたので、天気のいい日曜に外でギターを弾く会ですと説明、何かリクエストをと伺いましたが洋楽でした。強引にビージーズの「MelodyFare」をやったのですが失敗。やはり日本語の曲が楽だなということで「たどり着いたらいつも雨降り」を演奏しました。お昼過ぎから公園内では葛巻高原まつりに出演するらしいブラバンの練習がはじまり複数の管楽器にアコギ2本でかなうわけなく午後2時過ぎ解散とあいなりました。さて帰りはお楽しみの盛岡競馬。なんか競馬の重賞開催日に合わせて公園デビューをやっているみたいですが単なる偶然です。第11回岩手県知事杯オーロカップのパドックを眺め穴狙いの三連単3頭ボックス600円と、保険に3着を変えた三連複100円2点を購入。北海道のG1馬コスモバルクが貫禄勝ち、保険の三連複2270円をゲット。やったー。

▲泉谷しげるの「眠れない夜」をなんとなく演奏

▲道行く人が怪訝そうに過ぎる中津川べりでした

8月は私的用事が重なり日曜の公園でギターを弾くような状態ではありませんでした。加えて9月前半から大型連休も仕事で上京するなど慌ただしいスケジュールに追われました。こんなことではいかんなぁ…と言うわけで、9/27（日）いつもの岩手公園中津川沿いで公園デビュー秋シーズンを開幕します。例によって午前11時頃、なんとなくスタートします。興味のある方は楽器などお持ちになってご参加ください。詳しい場所は右の「うにまるロゴ」下のココデヤッテマスをクリックしてください。Googleの地図が開きます。では、当日お天気に恵まれますように。

7月20(月・祝)にいつもの場所でいつものようになんとなくはじまった7月の公園デビュー。昨日までの豪雨がウソのように過ぎ去り、盛岡の空は清々しい晴天。はっきり言って日陰に逃げ込まないと暑い。目の前の中津川は上流にダムがあって水量は制限されているとは言え河川敷はけっこうな増水。親子連れやカップルが水際ではしゃいでおりました。また城跡の方からはさんさ踊りの太鼓練習の音も聞こえました。
11時、いつものベンチでおもむろにギターを取り出して、今回は夏に関係する曲をやろうということで選曲するも、さほど知っている曲もなくいつものように、適当に選曲したり各自オリジナルを歌ったりしました。すると木陰からリュックを担いだじいさんが出現。なんでも城跡の方にいたらギターの音が聞こえたので興味がわいたのだそうです。しかもよーく話を聞くとこの人、ハーモニカの練習をしていたらしい。んじゃ軽くセッションしますか？とお誘いして「憧れのハワイ航路」「ちどり？」をハーモニカ主体で演奏しました。このじいさん自称百歳以上と言っておりましたが60代後半から70代ぐらい。少年時代復員して仕事が見つからなかった兵隊さんたちが上野の西郷さんの前でハーモニカやアコーディオン演奏でテラ銭を稼いでいたのを見て「こりゃーいいもんだ」と思い独学ではじめたんだと経緯を説明しておりました。「今日は若い人たちと一緒にやれて本当に楽しかった」と満足そうでした。
ハーモニカのじいさんが去り適当なブルースセッションをやっていたら昨年秋頃、弁当を差し入れてくれた、70年代フォーク好きの見知らぬオジサンが再登場。再会を喜び合い俳句や将棋の話で盛り上がりました。リクエストでかぐや姫の「神田川」「22才の別れ」グレープの「無縁坂」などを演奏。オジサンはお礼にと自筆の俳句が書かれたミニ色紙をくれました。このオジサンの趣味は俳句だったのです。なんか公園デビューの出会いって人生の中では気にもとめないような一瞬の出会いとすれ違いですが、知っている顔と再会すると嬉しいものです。そして午後2時、指も痛くなり解散。
遅い昼飯後、帰路のついでに盛岡競馬９レースの交流重賞・マーキュリーカップＧⅢ観戦のため競馬場へ。迷いに迷って三連複をゲット。しかしその後のレースで負けて＋－ゼロで106を帰りました。窓全開で走っていたら平津戸あたりの森はいい匂いがしました。トチの花かなー？初夏の岩手の匂いだなーと思いました。動画などの画像は後ほどアップします。

若い人たちと一緒に演奏すると楽しいと笑うハーモニカじいさん

梅雨明けするのかどうか微妙な時期ですが、来る7月20日(月・祝日)盛岡城跡公園・中津川ぞいベンチにて今年2回目となる「アコギで公園デビュー」を、例によってなんとなく、ひっそりと開 催しようと思います。お忙しいとは思いますが、時間の空いている方は楽器などお持ちになってご参加くださいませ。時間はいつも通りの午前11時ごろからを予定しており ます。週間天気予報によりますと20日の盛岡は曇り、時々雨、降水確率60％ということです（14日現）お天気による開催の延期などは18（土）～19（日）に当ブログでお 知らせする予定です。詳しくは下の地図などご参考に。途中から雨が降ったら公園内の東屋に移動予定です。また、朝から雨の場合は楽器が痛みますので延期と いたします。では、では。