爺さま探検隊が行く。今年度活動報告

話は前後するが、爺さま探検隊(雑誌編集の私と異人館・安倍氏)は、今年早春の川井下平沢の巨大氷柱散策を皮切りに、豊間根林道最深部のオソノエラ洞窟探検(接触編2・到達編1)、大荒川林道最深部・隠れ切支丹伝説・撃ヶ岩屋探検、折合・高滝散策、早池峰・徳兵衛山登山などを行い、11月には船越半島の大網観音岩屋散策、そして年末には箱崎半島千畳敷トレッキングを敢行した。その中で、今年最も難航したのが11月の船越半島大網観音岩屋であった。この岩屋は江戸時代船越の大浦村に流れてきた旅の智芳秀全という僧侶が、縁あってこの地を入定の地と定め即身成仏したのであるが、この僧が座禅三昧に入ったのは大網の岩屋であった。晩年この地に滝の水を引き入れた湯治場が建てられ秀全を偲びその御加護にあやかろうとする人々で賑わったという。その痕跡は昭和54年頃に地元の郷土史愛好家によって調査された記録はあるが、その後、その地は寂れ自然にのみ込まれた秘境となって長い月日が流れた。これを再発見し記録するため11月にその難関に挑んだが、探検隊の予想した場所に岩屋は発見できなかった。故に、この岩屋発見のため再び情報収集を行い、地固めをして年明けにアタックする予定となっている。写真は船越半島大網沢散策時のものだ。

大網沢を目指してガレ場を降りる
沖を行く苫小牧行きフェリー
大網沢の海岸からとどヶ崎灯台が見える
大網沢を登る
いかにも修験好みの岩相
変わったカメムシを発見

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA