ズサタン報告・北山崎の滝とアンモ浦の滝

さっぱり夏らしくない8月が終わり9月になって列島縦断の台風が過ぎ去った。この降雨量なら、滝はいいんじゃない?そんな思惑で、北山崎最下部にあるという海に流れ落ちる滝を求めて北山崎へ向かった。駐車場には数台の車しか止まっておらず、平日とは言えここが第一級の景勝地であることは、今や幻のような閑散とした風景だった。駐車場で装備を整えるが、周りからは、あいつら、観光客ではないな。何者だ…。という視線を感じた。第一展望台には硬貨を入れないと見えない望遠鏡があった。財布を置いてきたからしょうがないので覗くポーズだけ。そこから約750段の階段を下って、北山崎最下部へ降り、そこから別ルートで滝を探し未整備の遊歩道を戻るというプランだ。下りは楽だが降りながら登るときの苦労をかみしめる。しかし、そのうち下るのも相当に膝に負担がかかることを実感。最下部に降りた頃には完全に膝が笑っている状態ではないか。最下部の岩礁地帯は台風一過とあり波も高く、田野畑らしい荒れた海が広がる。少し階段を戻り南側の展望台へ移動すると、なんとすでに滝の音がするではないか。何?こんな、簡単に見つかっていいの?と目を疑うも、それが落差15mで海に落ちる北山崎の滝だった。展望台の柵から撮影し、今度は上りを覚悟して歩くがなんとその道は土の道だ。いつものズサタンで歩く道に一安心だ。岩に当たって砕ける波と奇岩を堪能したと思ったら、なんと次は渓流風景の森を歩いている。この渓流である沢があと数億年で谷となり八木沢のような渓谷をつくるのだろう。北浜へ向かう地獄のような長さの階段付近に架かる橋の上で昼食をとり、その後、お待ちかねの500段を登り、ふくらはぎパンパンで展望地に到着。その後、黒崎へ移動しここでも展望台からアンモ浦の滝を撮影。台風のおかげで水量も豊富でいい写真が撮れたが、その後ふくらはぎ二日ほど痛んだ。

田野畑の海は、ほんと、野生です
降りるのは楽といっても700段
北山崎の最下部にて
お約束のカップル落書き
北山崎の間に矢越崎
台風で滝の水量も増していた
海を見に来て渓谷を彷徨う
これは、無理です
アンモ浦の滝

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