メガドラ、動く

麻雀が意外と面白い
ここだけ3Dだ
結局はこのパターン四人打ち
麻雀のソフト
ゴルフソフトもあった
メガドラ、動いた

レトロゲーム復活、今度はセガのメガドライブだ。ずっと会社のコンテナボックスの中に入っていて乾燥していたから、PCエンジンコアグラより保存環境がよかったせいもあり、一発で動いた。当時、ファミコンが最高で8ビット、それ以上のコアはソフト側にシムとして積むしかなかった時代、メガドラは16ビットの性能だった。でも実際はその豊富なメモリは色数や演算処理ではなく、サウンドの方に使われていたようで、効果音などはファミコンと比べたら雲泥のさ、月とスッポンだ。見た目も筐体が黒でかっこいい。それに比べファミコンのあのエンジとアイボリーはダサいし日焼けするとみすぼらしい。だが、だが、それでもメガドラはファミコンを追い抜けなかった。いくらいい音のソフトを出してもだめだった。それは、大人的発想でデザインされていたからだ。おもちゃは子供の目線で作る、子供目線が任天堂のドンキーコングでありマリオブラザースだった。セガのアメリカ的なソニックでは日本の子どもらは反応を示さなかった。セガのメガドラはアメリカの真似をすればいいという戦後的発想だったのだ。かっこいい、という価値観が筐体は先進的でもすでに古かったのだ。売れない筐体のソフトをプラットホームにする奇特なメーカーはごく僅かで、メガドラは泥臭くもダサい任天堂のファミコンに最後まで勝てなかった。半ばにして敵はNECのCD搭載機にシフトしてセガ・サターンとして舞台に躍り出るも、ここでもイモNECに大敗してしまう。会社の体勢や考え方、新規事業の展開など当時のセガは未来を感じさせる企業だった。なのにセガの何がだめなのか?良いモノ、売れるモノを生み出す力は日々の小さな積み重ねなのではないだろうか。デキる人を高給でハンティングして据えたところでヒットは生まれない、復活したメガドラはそんな厳しさを教えてくれた。

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