ノラ猫たちは元気だった

オスメスの兄妹

台風以前にエサをあげて10日ぶりぐらいでニケがきた。最近会社界隈の猫世界は長年君臨していたグレーのサバトラが年老いて、黒白ニケのセージ(仮称・昔尻尾の毛が抜けてソーセージみたいだったので)が頭角を現してきた。そのかなり下の地位にニケがいるのだが、いつも逃げ回っているようだ。実際にはグレーのサバトラが父さんなのだが、猫の交尾と受精卵は一匹のオスによるものではないので、産まれた子がすべて血縁とは限らないから子が成猫になればオスとして敵同士になる。ニケはまだ逃げてばかりだからケガはしていないようだが、次第に子孫を残す本能からメスを巡ってケンカの日々を送り傷だらけになるだろう。これも野良猫界の宿命だ。サナ子は腹がすっかり凹んでいた。何処かに産んで育てているのか、死産だったか、産まれてすぐにカラスやキツネなどの外敵に襲われたかわからない。乳首は小さかったから子はもういないと思う。ちなみに授乳状態だと乳首が大きくなっているのだ。僕は子どもに恵まれなかったまま、離婚しちまって年老いたわけだが、今まで何匹もの猫の面倒を見てきたから、猫のことはある程度わかるつもりだ。ま、とにかく元気で良かった。

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