再会と新キャラで賑やかな公園デビュー

7月20(月・祝)にいつもの場所でいつものようになんとなくはじまった7月の公園デビュー。昨日までの豪雨がウソのように過ぎ去り、盛岡の空は清々しい晴天。はっきり言って日陰に逃げ込まないと暑い。目の前の中津川は上流にダムがあって水量は制限されているとは言え河川敷はけっこうな増水。親子連れやカップルが水際ではしゃいでおりました。また城跡の方からはさんさ踊りの太鼓練習の音も聞こえました。
11時、いつものベンチでおもむろにギターを取り出して、今回は夏に関係する曲をやろうということで選曲するも、さほど知っている曲もなくいつものように、適当に選曲したり各自オリジナルを歌ったりしました。すると木陰からリュックを担いだじいさんが出現。なんでも城跡の方にいたらギターの音が聞こえたので興味がわいたのだそうです。しかもよーく話を聞くとこの人、ハーモニカの練習をしていたらしい。んじゃ軽くセッションしますか?とお誘いして「憧れのハワイ航路」「ちどり?」をハーモニカ主体で演奏しました。このじいさん自称百歳以上と言っておりましたが60代後半から70代ぐらい。少年時代復員して仕事が見つからなかった兵隊さんたちが上野の西郷さんの前でハーモニカやアコーディオン演奏でテラ銭を稼いでいたのを見て「こりゃーいいもんだ」と思い独学ではじめたんだと経緯を説明しておりました。「今日は若い人たちと一緒にやれて本当に楽しかった」と満足そうでした。
ハーモニカのじいさんが去り適当なブルースセッションをやっていたら昨年秋頃、弁当を差し入れてくれた、70年代フォーク好きの見知らぬオジサンが再登場。再会を喜び合い俳句や将棋の話で盛り上がりました。リクエストでかぐや姫の「神田川」「22才の別れ」グレープの「無縁坂」などを演奏。オジサンはお礼にと自筆の俳句が書かれたミニ色紙をくれました。このオジサンの趣味は俳句だったのです。なんか公園デビューの出会いって人生の中では気にもとめないような一瞬の出会いとすれ違いですが、知っている顔と再会すると嬉しいものです。そして午後2時、指も痛くなり解散。
遅い昼飯後、帰路のついでに盛岡競馬9レースの交流重賞・マーキュリーカップGⅢ観戦のため競馬場へ。迷いに迷って三連複をゲット。しかしその後のレースで負けて+-ゼロで106を帰りました。窓全開で走っていたら平津戸あたりの森はいい匂いがしました。トチの花かなー?初夏の岩手の匂いだなーと思いました。動画などの画像は後ほどアップします。

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若い人たちと一緒に演奏すると楽しいと笑うハーモニカじいさん

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7月は20日。祝日に公園デビューだ

梅雨明けするのかどうか微妙な時期ですが、来る7月20日(月・祝日)盛岡城跡公園・中津川ぞいベンチにて今年2回目となる「アコギで公園デビュー」を、例によってなんとなく、ひっそりと開 催しようと思います。お忙しいとは思いますが、時間の空いている方は楽器などお持ちになってご参加くださいませ。時間はいつも通りの午前11時ごろからを予定しており ます。週間天気予報によりますと20日の盛岡は曇り、時々雨、降水確率60%ということです(14日現)お天気による開催の延期などは18(土)~19(日)に当ブログでお 知らせする予定です。詳しくは下の地図などご参考に。途中から雨が降ったら公園内の東屋に移動予定です。また、朝から雨の場合は楽器が痛みますので延期と いたします。では、では。

いつもの場所で待ってます
いつもの場所で待ってます

6.21.梅雨の晴れ間の公園デビュー

土曜日から雨で日曜も朝は雨模様だった6月21日でしたが、なんとか盛岡は午前中に天候が回復、いつものベンチでひっそりとアコギ公園デビュー開催しました。家を出た9時には沿岸特有のどんよりした梅雨空、これでは盛岡城跡公園の東屋で雨だれを見ながら一人でギターを弾くことになるかもな…。と思いながら車を走らせると区界を過ぎたらなんと道が乾いているではありませんか。ああ、よかったと胸をなで下ろし11時に公園到着。ベンチには昨年知り合った同志Yくんが来ており、おもむろに挨拶なんかしてギターを弾きました。今回は雨模様だったから「雨」の歌をやろうということになり、あれこれ選曲。モップスの「たどり着いたらいつも雨降り」、小室等「雨が空から降れば」、井上陽水「傘がない」、なぜか八代亜紀「雨の慕情」、湯原昌明「雨のバラード」、小柳ルミ子「京のにわか雨」などを演奏。休憩タイムはインスタントコーヒーを飲みながらやっぱ70年代のフォークはよかったと、当時のマイナーヒット曲を演奏。道行くおばさんたちから拍手をもらいました。ワンちゃんの散歩、子供たちと遊ぶ家族連れなどワンポイントのような盛岡の梅雨の晴れ間でした。そして午後2時過ぎ、腹も減り指も痛くなって解散。帰り車中食のおにぎりとパンを買いに志家町のマルイチスーパーに寄ったら、先日、宮古のカントリーズカフェ・アコギライブで共演した盛岡フォークの大御所・よしだかずおさんに遭遇。「べりエントリーしてね」と励まされました。聞けば今年は第10回の節目とか。なんだか指の痛さも忘れやる気が出た感じで帰路につきました。

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↓泉谷しげるの「少年A」を歌いました(camera work=yagi)

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公園デビューのスッテッカーこんなの作りました。↓↓ラミネート済み、野外貼りOKです。今後参加してくれた人に配る予定です。

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こんな感じです(^^)

6月21日/日/公園デビュー開催のお知らせ

何かと多忙な日々と梅雨空ですが、今年も公園の季節がやってまいりました。つきましては6月21日(日)盛岡城跡公園・中津川ぞいベンチにてなんとなく開催しようと思います。お忙しいとは思いますが、時間の空いている方は楽器などお持ちになってご参加くださいませ。時間は午前11時ごろからを予定しております。週間天気予報によりますと21日の盛岡は曇り、降水確率40%ということです(15日現)お天気による開催の延期などは20日(土)に当ブログでお知らせする予定です。詳しくは下の地図などご参考に。途中から雨が降ったら公園内の東屋に移動予定です。また、朝から雨の場合は楽器が痛みますので延期といたします。

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ヤマハギター巡礼その5/YAMAHA/FG351

ヤマハギター巡礼その5は昔から何かとお世話になっている知人S兄ぃのYAMAHAFG351です。このギターはS兄ぃのビデオ制作会社の壁にディスプレイとして掛けてあるもので弾かれるのは年に数回程度。タバコもくもくの環境に何年も放置されヤニと埃にまみれています。さてS兄ぃがこのギターを買ったのは昭和40年末~50年初頭頃で、S兄ぃもまだ某会社のサラリーマンだった時代だそうです。何でもかなり昔に8000円で買ったヤマハのギターの代替えとしてFG351を購入したのだそうです。
当時、S兄ぃが勤めていた会社にはめっぽう歌の上手な青年がいて、S兄ぃは青年の歌の練習の伴奏をこのギターで弾き何かと応援していました。その後なんとその彼は当時の素人歌手発掘番組『スター誕生』に出演、地方大会、東北大会を勝ち抜き東京で行われた決戦大会に進出とあいなりました。S兄ぃは青年のマネージャー兼付き添い人として会場入りし結果を見守りました。青年は歌は上手いのですが右も左もわからない田舎の青年、そんな彼を支え、あわよくばスカウトの札が上がったら交渉で不利のないようサポートするはずでした。しかしながら青年のステージでレコード会社の札は上がらず涙をのんだそうです。ちなみにその大会で札があがったのは、後の石野真子、渋谷哲平の二人だったそうです。
YAMAHAFG351はオレンジラベルという楕円のタグが特徴で一見昔のFGシリーズを彷彿しますが、ネックを握って音を出してみると、かつてのFGのような荒削りな音ではなくシャリシャリしたさわやか系の音がします。ネックのシェイプもやさしく誰でも弾きやすいギターになっており、見た目ではポディションマークも菱形でオシャレな感じです。
FG-351の詳細は次の通り。胴型・ウェスタン、弦長・636mm、表板・エゾ松、裏板側板・コーラルローズ、棹・アフリカンマホガニー、指板・パリサンドル、下駒・パリサンドル、ラベル色・オレンジ、ヘッドマークはYAMAHA、トラスロッドカバーに音叉のマーク。
ちなみにスライドショーの最後の画像は当時の『スター誕生』でリハ時に出演者が撮ったもの。この中にデビュー前の石野真子と渋谷哲平がいますが、目立ちません。スーツ姿で大写しになっているのがS兄ぃです。あと、ダンスお断りの看板は昔S兄ぃが贔屓にしていた飲み屋に貼ってあったもの。店舗改装で要らなくなったものをもらってきて壁に貼ってあります。

巡礼のおまけYAMAHA BB-2000

GWに古いマックをオークションに出すため久々に起動させました。いっぺんに2個のHDがクラッシュしたままかなり昔に現役を退いた青白G3マックです。初期化する前にオークションフォルダを調べたら、なんと伊万里や九谷の骨董陶磁器に混じって、数年前手放したBB-2000の画像が3枚だけ見つかりました。オークションではこの3枚に加えhtmlで画像を5~6枚ほど追加したのですがそのフォルダはサーバーで削除してしまってるので消失です。もしかしてデジカメの原稿があるのでは…とフォルダを探ったのですがマックのちっちゃなHDにそんなもの残しているはずなどないわけで、BB-2000の勇姿はこの3枚だけとなりました。このベースで色々と弾きました。ロックっぽいのからムード歌謡まで。自分の場合へたっぴで早弾きとかチョッパー弾きとかあまりできなかったけど、ベースってたまにですが、アンサンブルしててすごく気持ちいい時があるんです。まっ、どんな楽器を弾いていてもハマる瞬間ってあるんですけどね。
BB-2000でバンドをやっていた頃はテクノポップの全盛期で、後にMIDI規格が発表され一般ユーザーも打ち込みに熱中しました。私はPC98のballade2、cue+、ローランドのMC500mark2でひたすら打ち込んでいた時代です。すべての音楽は数学で割り切れると勘違いしてました。バカですね、結局、打ち込みは最後まで打ち込みで、手弾きの味にはやはりかないません。ベースも色んな音色でただ単に上手なんです。人間らしい下手さがないいんです。
BB-2000の仕様は次の通りです。ピックアップ(フロント)Wポールピース・スプリットタイプB-I×1(リア)バーマグネットタイプB-II×1、胴・アルダー+メープル+マホガニー、ネック・メープル+マホガニー、指板・ストライプドエボニー、スケールは860mm、ワンピース構造、重量4.5kg、当時価格・150,000円也。1980年頃、ジャックスの24回均等払いで購入。2006年怪獣ソフビ購入資金としてヤフオクで売却しました

FG130改造しました・その2/ZO-3のハムバッキング取り付け

FG130にグヤトーンのピエゾピックアップGP-1を取り付けましたが思ったような音は得られませんでした。そこで次なるFG130改造はなんと、FGのサウンドホールにアクリル板のブリッジを渡しそこへエレキギターのピックアップを取り付けてアコギとエレアコの中間みたいなギターにしようというプロジェクトを思い立ちあれこれ試行錯誤しながら数週間が流れました。
実は、アコギにピックアップをつけようと思ったとき最初にチョイスしたのが某有名メーカーのハムバッキング型のピックアップでしたが、価格が高いことと駆動が環境破壊につながるボタン電池とういのが気になって二の足を踏みました。ま、もっとも高額な価格と購入後の失敗感のギャップが大きいような予感がしたからです。そこで失敗しても痛手が少ないグヤトーンのピエゾにしたのですが、こちらはFG130のギター本体が合板なこともあり、プリアンプを通しても気に入った音は出ませんでしたし、ライブでの音だし段階で「音が固い」「高音がきつい」などPAを通しての評判はいまいちでした。
そこで思いついたのがエレキ用のハムバッカーをアコギにセットする改造です。まず、ヤフオクでジャンクなギターを物色し1200円でピックアップが残ったジャンクのフェルナンデスのZO-3を落札、このギターのピックアップを型紙にFGのサウンドホールに合わせてアクリル板を加工しました。加工は簡単でしたがピックアップをセットしてサウンドホールに固定するのが至難です。これは自作のアクリルステーと、市販の金属ステーを使ってなんとかクリアしました。穴とか空けるのはいくら安いギターでも抵抗ありますからね。
グヤのピエゾは内側でエンドピンのステレオタイプのピンジャックでつながっていますから、ストラップピンはそのまま流用、配線はハンバッカーから出ている赤・白・モジャとピンのホット&アースを色々組み合わせ、何度も失敗してやっと正解の配線を発見し、駒下に金たわし(ボンスター百均で購入)+ガムテで作った弦アースからの線をアースに接続。この部分にエンドピンで押された弦のポッチが触れてアースするわけです。ま、こんな感じでめでたくハムバッカーアコギが完成しました。音はというと、エレアコとソリッドとアコギを混ぜたようなもんです。冗談でZOOMのエフェクターなんかもつないでアコギでメタルな音も出して遊びました。できれば上品な空間系のエフェクターをかましたいものです。ちなみにまだプロトタイプ状態ですから金たわしのアースがイマイチなようで調子が悪いと5弦にアースが効いていないらしく弦から手が離れると「ジー」とかすかなハムノイズが出ます。こんな改造はアコギとしては邪道でしょうが、安いギターを改造して楽しむのもひとつのアコギ道ではないか…と、思います。改造の課程はスライドショーでどうぞ。今回、音はアルペジオ。若干エレキ寄りですがアコギらしさも健在。再生はYAMAHAの小型モニタ・MS101に接続してボイスレコーダーで録ったものです

▼FG130+ZO-3ピックアップ

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アコギにハムバッカー改造の後日談はコメントとして随時更新しております。興味のある方は覗いてみてください(^^)

ヤマハギター巡礼その4・YAMAHA ウクレレ NO-80

知り合いの音楽系エンジニアのおふくろさんは「何でも屋の洋子さん」の別名で呼ばれる多趣味なおばあちゃんです。戦前は両親が手広く商売していたらしく台湾在住だったのですが、開戦直後に日本へ戻ったと聞きました。何でも屋だから「こんなの持ってませんか?」と聞くと大概の物は持っており、特に楽器は琴、三味線、ピアノ、管楽器…と色々とお持ちで、楽器コレクションの中になぜかヤマハのウクレレがあります。
ヤマハのウクレレがいつから製造されたのかは不明ですが、おそらく昭和30年代あたりにはすでにヤマハもウクレレを製造していたのでしょうか。それともやはり40年代に流行したマヒナスターズや日野てる子のハワイアン音楽のブームに乗って勢いで製造したのでしょうか。当初ヤマハは創始者の山葉寅楠(やまはとらくす・嘉永4年生まれ)氏の音楽に対するあくなき研究とチャレンジ精神を生かし海外の様々な楽器をジャパニーズ製として発売しました。ちなみに外国からオルガンを輸入しくまなく研究分析し初の日本製のオルガン製造に漕ぎ着けたのも山葉寅楠氏です。彼の努力が日本の鍵盤楽器の基礎を作り鍵盤楽器があったからこそ日本の音楽がここまで進歩したとも言えるでしょう。
さてうんちくはそれぐらいにして、洋子さんのウクレレです。こちらは型番はなくサウンドホールから見えるラベルにはNIPPON GAKKI YAMAHA NO-80とグランドピアノのマークがあります。当然ですが定番の音叉マークが世に出る前の時代のものと考えられます。おそらく40年は前の楽器と考えられますからコンディションはさすがにひどいです。傷だらけで全体にヒビがあり、トップには割れもあります。けれどフレットはしっかりした真鍮ですし、裏面はいっちょうまえに美しいトラ目が出ています。ボディーの材質はトップ、サイド、胴と別の木材が使われているようです。おそらく現存率も極めて低いヤマハのビンテージウクレレと思われます。音は枯れた感じですがその辺で売っている安物とは一線を画しております。

カントリーズカフェ・アコギNight-2に出演/新・宮古弁フォーク音源UP!

4/5(日)カントリーズカフェ・アコギNightその2に出演。宮古弁を使った5曲+リクエスト1曲を演奏。今回も前回同様三上&横田で出演しましたが、そろそろチーム名というか、ユニット名を決めようか…という運びになっていたのですが、言いそびれてしまいチーム名発表は棚上げとなりました。さて今回のライブでは先日調整した、YAMAHA APX-6SAを使用しました。弾きやすくいい感じだったのですがリハの時点で「キンキンして音が固い」と指摘されギター側のイコライザをいじったりPA側のEQをいじったりしたのですが、あまりいいパフォーマンスは望めませんでした。ギター→ダイレクトボックス→PAではいまいちなようで、何らかのエフェクターのかませが必要のようです。でも、まあ、ジャガジャガかき鳴らす程度ならなんとかなるようで一応エレアコらしい音だったようです。あと、ちょっと気になったのですが、リハの時に念のためギターの電池(9V)をファミマオリジナルのアルカリ9Vに交換したところ、新品なのに電通しません。放電してしまった不良品だったのか、自分の操作ミスだったのかわかりませんが、時間の制限もあり即前の電池に戻してそのまま本番でした。ファミマオリジナルアルカリ9V、これってライブには向きません。さて、今回の音源は「イクラ丼ルンバ」「ベトナムの唄」「カモメはゆくよ」「スーダラ節」「マンボKO-SEI-SAMA」+リクエストに応えての「旧舘れげぇ」の6曲。スライドショーのBGMが「旧舘れげぇ」です。

▼イクラ丼ルンバ

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▼ベトナムの唄2009

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▼かもめはゆくよ

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▼スーダラ節

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▼まんぼKO-SEI-SAMA

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ヤマハギター巡礼その3・YAMAHA FG 180

ギター巡礼その3は現在、僕と一緒にアコギライブに出演してくれる、相方・M氏の愛器FG180です。彼は昭和48年(1973)に三重県・合歓の郷(ねむのさと)で開かれた第6回ヤマハポピュラーソングコンテスト、通称ポプコンに東北代表の2組のうちの1組「マーガレット」のギターとして参加しています。エントリー曲は『旅にでるなら』(決勝大会での登録は「旅に出る時は」にタイトル変更)で彼の作詞・作曲によるもの。マーガレットは別々の高校へ進学した中学校の同級生の集まりで男3人に女2人の5人グループ。昭和43年当時、このまちは東北のド田舎でこんなトロくてどんくさいまちからポプコンの決勝大会にエントリーしたなんて、今考えてももの凄い快挙でもあります。その頃、FG180はM氏の知人が所有していたもので、M氏はこれを借りてライブ活動をしていました。そんな折り、ヤマハの新人発掘コンテストに応募、とんとん拍子で盛岡大会を経て仙台電力ホールで行われた東北大会で優勝しました。M氏はそれまでこの借り物のFG180を使用していましたが、決勝大会では自分のギターを購入しグレードアップしたFG450で演奏したそうです。ちなみにこの年のグランプリ曲は小坂明子の「あなた」でした。
さて、FG180は今ではM氏が知人から貰い受け所有しているわけですが、さすがに40年近くの年月を経たギターですからそれなりに痛んでおります。特に糸巻きの弱さは致命的でいくら正確にチューニングしても弾いているうちに狂ってきます。これは歯車がすり減ってトルクが落ちているためと思われ6.5弦は如実です。また、3弦のペグのつまみが共鳴してビビリます。ネック周りはかなり太めかつ厚めのシェイプで慣れが必要です。しかもかなりの順反りと駒の浮き上がりがありますから12フレットの弦高は7ミリ弱。本来ならリペアが必要な状態ですが、このまちに楽器屋はすでに無く修理にも出せません。しかし、FG180のアメ色になった胴はかなりの音量で鳴ります。さすが赤ラベル、ダテではありません。FG180詳細は次の通り。胴型フォーク、表板スプルース、裏板マホガニー、側板マホガニー、棹マホガニー、指板ローズウツド、下駒ローズウツド。生産期間1966年10月~1972年06月、価格16000円。最後に蛇足ですがポプコン決勝大会用に購入したFG450はFG180より値段が高いのにイマイチ音が良くなかったような…とM氏はこぼしておりました。そのうちFG450も巡礼しよと思っております。

アコギ中心のライブと楽器改造とバイク