北部陸中海岸の景勝地・鵜ノ巣断崖展望台から見える断崖下を手掘り隧道で島ノ越の海岸までつながる遊歩道を歩いた。片道2㎞ぐらいだから、たいしたことないと思いきや、砂浜に足をとられ結構な疲労感を感じた。国立公園の岩盤に削岩機で穴をあけてしまうという、その時代ならではの強引な手法。しかも、穴の位置が意外と低く、海がちょっとでも荒れれば通行は水浸し覚悟という、マニアックなスポットだ。震災で岩が詰まったりしたという情報もあったが、なんとか通れた。凪もよく、干潮と重なったこともあり海岸沿いは潮だまりがあったりして本当にいい散歩だった。ただ、断崖は50~70mもあるのでちょっとした落石でも大けがとなるのでズサタンヘルメットは必須だ。また、隧道内にあった自然の入り江にはもの凄い量の流木が押し込められており、その流木を越えて到達した先には、鍾乳石があった。あたかも動物の内蔵を思わせるその表面はさすが自然のなせる技だ。隧道探索後は、真木沢に架かる、古い木橋を探し真木沢源流部を探索。朽ち落ちた木橋を発見したのだった。