7月は前半は好天と真夏日が続いたが、これから夏という時期になったとたん長雨の連続。ズサタンはその僅かの晴れ間を狙って、川井、大槌にまたがる産金の山・長者森へ。土坂峠に車を止めて尾根をゆくコースだが、登山道はなく、僅かな踏み跡をたよりに進む。途中で白色の脆い粘板岩層を何度も発見し、この鉱石の帯を掘って集め、石臼で挽いたであろう、当時の産金に思いを馳せる。今回は長者森から白見山方面へとさらに進み新田牧場最高部から、金堀沢へ向かう予定であったが、長者森頂上で撮影しているあたりで雨が降りだして、予定変更。下山することになった。しかし、途中で分かれ道を発見し目印テープを巻きながらその道を辿ると、白色の粘板岩の巨大な露岩を発見。その岩を調べ岩を持ち帰り収穫として戻ることにした。途中、濃霧と落雷に遭いながら足早に下山した。残念なことは、途中ザックから傘を出したさいに、いつも使っている杖を置き忘れたこと。また秋に登ることがあったら回収したいものだ。下山後は新田牧場付近を調べ、中仁沢の民家にアポなし取材を敢行。しかも、土間を借りて遅い昼食となった。