懐かしいデザインの空き缶

アサヒラガービールとファンタグレープのスチール缶

スチールの空き缶にもデザイン的歴史があって、飲み口の形状やサイドの接合部などは時代時代によって制約や規制があってデザイナーも頭をひねったであろう。デザインも飲み物も昔の方が良かったと言ってしまえば身も蓋もないが、1970年代のファンタグレープなど今見てもアメリカンテイストが漂っている。いかにもスッキリとおいしそうだ。これをキンキンの氷水で冷やして一気に飲んだ日には天地が反転するほどおいしい。その甘さと香りは今のまじめすぎるファンタでは到達出来ない高見までトブ。同じくアサヒの缶ビール。缶ビールという名称がまだ珍しくて、販売しているのはキヨスクぐらいで、飲兵衛たちはやはりビールはビンに限る缶は「鉄臭い」と言って嫌っていた。ビールとは謳っていても今の辛口ドライ生とは雲泥の差。炭酸の起ち上がりも低く泡はすぐなくなる。そんなあの時代のビール。昇る太陽をイメージした朝日ビールの缶。門馬の山中の不法投棄されたゴミの中で見つけました。ちなみにファンタの方は山田町織笠鯨峠の山中で拾った。二本とも卵の殻で内部の汚れを落としてコレクション予備軍となっている。

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